カメラ四方山話&数日前に撮った画像などで。

 今夜は長文の独り言、本日の記事は長いですよ~。興味の無い方はご遠慮なくスルーして下さいね~。

 

 先ずは数日前に撮った画像を少々・・・

 使用機材 カメラ:ソニーα1

      レンズ:ソニーFE600mm F4 GM&1.4テレコン

      三脚 :ザハトラーflowtech75

      雲台 :ザハトラーaktiv8

      照準器:SONIDORI

 

 これはホオジロの幼鳥でしょうか??小鳥は良く分かりませんが、この画像は距離20m位だったでしょうか、それをトリミングしてあります。尚且つ1.4テレコン使用で撮ったものです。

 

 そしてこちらは上記の画像をこれでもかとトリミングしたものです。但しブログアップの際には大きく画質容量を落としてアップしてありますので、元画像よりも大きく解像感を失い見辛くなっています。如何でしょうか?それを考慮してもこの写りですから、テレコン使用は大いにアリといつも自分が言っているのがお分かりになるでしょう。これだけちゃんと解像します。1.4テレコンなら常時使用でも何の不具合も感じない程に解像します。画質の低下云々でテレコン使用をしないと言う方は、矢張り大気の悪い状態の中か、微ブレで撮ってしまった画像でトラウマとなっているのでしょう。一昔前のテレコンとは違います。2倍はそれなりにスピードの面で反応が遅くなるのは致し方ないので使い道は選びますが・・・。ま、1.4倍なら気にする要素はないでしょう。画像なんて顕微鏡で見る物ではないのですから・・・目で見て分かるのは大気の悪さの悪戯か微ブレしている画像だからでしょう。

 それと勘違いしている方もたまに見受けられますが、例として2倍テレコンで距離を稼いだ時の事。「それだけ遠くを撮るのだから、それだけ大気を挟むことになる」と言う言い方をする方がいますが、その考えはナンセンスでしょう。だって100mは2倍のテレコンを挟んでも100mです。2倍拡大のレンズを挟むだけの事で、伸びたとする200mの距離の大気を挟むのではありません。光学的に2倍のレンズを挟むだけの事であって、それにより光学的劣化が出ると言う事だけの事なのですね。

 2テレコン焦点距離が伸びるからその倍になった分の大気を挟むのではないと言う事です。間に物を挟むと言う事は、それは光学的に見れば画質の劣化には繋がるでしょう。大気が悪い時はテレコンを装着しなくてもピンアマのようなボケ画像の連発です。テレコン使用は人の目で見て明らかに分かるレベルの画像劣化は見られないので使えると言っているだけの事です。上のアップした画像で不満は出るでしょうか?私には全く不満はありません。むしろ今のテレコンは使えるな~と感心するばかりです。これだけ解像していれば、原因は大気と微ブレが原因だと言えるでしょう。

 数日前カワセミを撮った日のミサゴ・・・遥か遠くで魚を獲り、これまた遥か遠くを飛んで行きました。

 この日はこの一度の実の出現でした・・・。

 

  さて、そろそろ本題に入りましょうか・・・興味ない方はスルーして下さいね。

 

 今日、世のインフルエンサー達がネット上で色々と配信し、その恩恵を受けてかビデオブログ(Vlog)カメラなる新製品も各メーカーから続々と登場している。ユーチューブで稼ぐ人達からも重宝されているようで、カメラとしてのスチールとビデオ動画機能の両方を搭載したカメラが続々登場している。世の中の流行により売れるものを生産し売る方がメーカーとしては儲かる。しかし今日のカメラはそのような方向のカメラしか世に出て来ないと言う、自分としては大きな不満のカメラが多い。
 そして今やユーチューブなどインターネット上では、プロからアマまで色んな方達のカメラ機材の検証や紹介動画などが大流行だ。だからブイログカメラなる物も売れる訳だ。そんな中で写真に関する話題なども満載で一見為になりそうな話題も見掛ける。プロと言われるカメラマンやカメラに精通したマニア等、様々な持論を以て話す内容は見ていて実に面白い。
思い入れ(自分の使う機材メーカー)や縛り(プロなら専属メーカー)から、贔屓目な事ばかりで悪い部分は言わないなど信憑性に欠ける話も見掛ける。そして検証動画などでは、とても肉眼では分からないようなパソコンを駆使し撮った写真を超拡大検証し、カメラやレンズの性能比を自分なりに導き出し配信をしている方もいらっしゃる。「これよりこっちの方が良いように見えますね」や「F値を幾つ迄絞るとここら辺りは良く見えますね~」などと実に事細かな検証を配信している方もいる。労力は物凄いものですね。こうした方を画質オタク?機材オタクと言うのでしょうか?・・・何のために研究し配信しているのでしょう。自身の知識の公開とでも言うのでしょうか?超拡大した画像で細かな部分をどうのこうのって、その労力は認めるのだがだから何?と言いたくなってしまう訳でして、それよりもそこまで研究熱心な方の選んだ機材で、自分が撮った写真でも一枚お見せして頂けませんか?と言ってみたいのだが、それは無理なのでしょうかねぇ~・・・あくまでパソコンでの部分的超拡大画像だけで・・・笑。

 自分は機材に関しては(先ず自分の撮る被写体に合った機材)カタログの値を先ず見て、自分がヨシとした値をクリアした機材を自分の判断で買う主義に変わった。これならば他人様には何も迷惑は掛けないし自己責任だ。そして経験上使用してこれは良いと思った物は人にも勧めている。それは撮る上で武器と必ずなると思うからだ。それの最たる物が照準器のSONIDORIだ。

 今まではユーチューブや雑誌など巷に流れる評判などを信頼して大金をドブに捨てて来た。今は猛反省している。皆さん、メーカーは何がどうなれば一番良いのでしょう?それを考えれば答えは出ますね・・・そうです、それは良いカメラを世に出す事ではなく、真実は「如何に売れるか儲かるか」に重きを置いている訳です。当然商売ですし当たり前の事です。要は求める側の(買う側の)期待がみるみる膨らんで、メーカーの謳い文句と合わせて、期待と夢と希望はマックスとなる訳です。そこにユーチューバーや自称プロ達の思い入れや息の掛かったコメントが拍車を掛ける。真実だと思って買ったら大失敗。と言う事も事実体験済み。

 

・・・段々と熱くなってきました・・・笑。一旦加熱した温度を下げましょう・・・。

 

 そんな訳で今やカメラと言うものは動画を抱き合わせて、高額にしてカメラを売って儲けているとしか思えないのです。何故カメラ作りはこのような流れになってしまったのでしょう?それは冒頭で述べた通りの事なのだと思います。動画機能をカメラに載せるには大したコストは掛からない上に、素人がインターネットに動画をアップ出来る時代が生んだ副産物なのでしょう。ここぞ、とメーカーは抱き合わせカメラに力を入れ走ったと、自分の推測ですがそう思えてなりません。こうなって来た以上自分はもうカメラメーカーの儲けの対象からは辞退させて頂こうと思うようになったのでした。カメラ開発の技術者達と経営陣達は、世の中に即した写真と動画を抱き合わせたカメラを作れば大儲け出来ると踏んだのでしょう。そして出来たのが今日のカメラと言えるのではないでしょうか・・・。

 今のカメラってどれもこれも帯には短く襷には長い・・・痒い所に手が届かないそんなカメラばかりが団栗の背比べをして、写真機と動画機を抱き合わせしたカメラとして、高額な値を付けて販売されているだけに過ぎない。そこでメーカーさんに切なるお願いがあります。それは「是非売れないカメラを出して下さいよ。」だ。本来我々写真愛好家は「それ」を一番欲しがっているのです。それは動画抜きのミラーレスカメラ。とことん動体撮影に特化したカメラや、真逆の静止物を撮る高画素特化型カメラなど、それぞれに特化したカメラを、勿論それぞれ動画機能は抜きでね。しかし動画は何故ビデオカメラに任せられないのでしょう?小型のカメラで写真もビデオも撮れるカメラが売れるからなのでしょうね。矢張り素人も世に配信出来る時代になったから余計にそのニーズも増える。スチールに動画抱き合わせカメラなら、老若男女誰にでも売れるからなのでしょう。だからメーカーはそう言った機種に重きを置いて新機種を続々世に送り出している。スチール性能をおざなりにして・・・。自分は万人受けを狙いながら儲けに走るやり方が実に面白くない。もっと写真に特化したカメラを出して欲しいものだ。

 仮にもし自分に億万長者同様の財力があったなら、そうしたカメラを販売するカメラ専門会社を作り、カメラ業界にひと嵐吹かせたい。理解ある方だけが買ってくれる特化型カメラを製造販売するのだ。買ってくれる方は買ってくれるだろう。周りにもカメラに動画機能不要、その代わり動画に取られるスペースをスチールたる機能のスペックアップに注ぐ、写真を撮るカメラの機能をより高めた本当のカメラ。そんなものを世に出したいものだ。儲けが出るから抱き合わせカメラなんてクソくらえ!!だ。少なからず動画機能を排除したカメラで良いと言ったユーザーも居る。要はカテゴリー専用と言うか被写体別に特化したカメラと言うものを世に送り出して欲しいのだ。野鳥・飛行機・電車・車・バイク・スポーツ等々動き物撮影特化型カメラ。動画なんて排除した写真に特化したカメラだ。動画機能を排除した分、写真たるスチールの性能を上げて欲しいのだ。メーカーは動画機能を抱き合わせて儲けに走っている。だから今日のカメラ価格となっているとしか思えてならないのだ。わざわざある性能を犠牲にしてまで動画機能を載せる意味が果たしてカメラにあるのか?矢張り儲けが出るから抱き合わせカメラばかりメーカーは出すのだろう。そう思えてならない。スチール・動画それぞれに特化した抱き合わせではないカメラを出せば良いではないか。でもそれはメーカーの利益に繋がらないからダメなのだろう。

 カメラの進化って一体何なのだろう?プロが今日の最新カメラで撮った写真と、一・二世代前のカメラで撮った写真が作品としてどう変わって来たかを見れば一目瞭然。進化は撮らせてくれるチャンスの幅を広げてくれただけに過ぎず、写真そのものは大して変わってはいないのだろうと思っている。そんなものなのだから自分はメーカーに踊らされて見る目を失い、高額な物にはいくら新機種でも飛び付かない事にしたのだ。メーカーの金儲け主義に付き合うのはお金持ちの方に任せて、自分の信念に適うカメラが登場した時のみ買い替えをするに留める事とした。だから今以ってサブ機は持っていない。と言うか使用メーカーのソニーには、今現在の主に撮る被写体に対応出来るメイン機のα1以外に使えるカメラが存在しないからだ。現在使用のα1が秒間30コマ、α9Ⅱで20コマだがやや時代遅れ機種、その他のソニー機に関しては秒間10コマ機までしかないのでは話にならない。そこのところはソニーよりキャノンのカメラ作りの方に「力」を感じる(性能が良い悪いではないが・・・)。

 フィールドではご一緒する周りの人達には、それぞれに各メーカーのトップ機種を使っている方も多い。しかし満足していると言う声は殆んど聞かない。「やっぱりソニーは良いよなぁ」なんて言われる事もあるが、「えっ!?どこがですか?こんなもんダメですよ」と良く自分は本音を言っている。よそ様が良いですねと言ってくれる機種が、実際に使用している人には不満のあるカメラなのが今のカメラの実情だ。隣の芝生は青く見えると言う事であって、期待や噂話での人の評価にはご注意を、自分を信じて手にすれば真実は見えるハズ。・・・と語っているようですが、実は自分に言い聞かせている戒めなのです。 

  特にインターネット上のカメラのベタ褒め話や、専門雑誌上のコラムなどで語られている事などは信用しない方が良いでしょう。第一メーカーの息の掛かるプロがメーカー機の悪口は決して言いません(言えません)から。自称プロのユーチューブ話しなども先ず信用ならない(人によりまた内容によっては全てではないが・・・)。そしてプロアマ問わずそのメーカーの信者達の話しもねぇ~(これは非常に恐ろしい、洗脳されているからね)・・・と言ったところで機材選びは自分を信じる意外ないようです。撮影と機材選びは自分の欲しているカタログ上の数値を参考に、自身の用途に適しお眼鏡に適った物を自身が納得し導入すると言うのが結論と相成りました~・・・。

 以上、本日語った事は祖新六四の感じた事思った事であり、真実とは違っている可能性もあるのでご了承下さい。馬鹿なオヤジの四方山話でした・・・本日はこれまで。

 

                  祖新 六四

                (そにぃ むつし)