伊吹山のイヌワシ幼鳥の落鳥で思う事。

 暫く前の話になるが、伊吹山イヌワシ幼鳥の落鳥にはガッカリした。その上ライブカメラで落鳥の瞬間まで配信されていた。どんな思いで巣の中で親を待っていたのか、何日も餌を食べられずにふらついていた姿は、今思い起こしても痛々しい姿だった・・・。

 イヌワシの幼鳥・・・この記事とは関係の無い、以前別場所で撮った画像です。

 

 先ずは何故親のイヌワシが餌を運ばなくなったかだ。これが一番の原因だが、そうなったきっかけが必ずあるはずだ。今季から初の試みのライブカメラの設置(その他、営巣場所に近付く輩の抑止目的の数台のカメラも含む)が原因ではないかとも思えるのだが、その他の原因としてはまたしても営巣場所に近付いた輩がいたとの話も流れている。公のイヌワシ営巣ライブ・・・これ自体が果たして本当に必要だったのかと言う疑問も残る。何のためにライブ配信を・・・営巣場所に近付く輩の排除目的もあろう。しかしだ、それよりもイヌワシ自体に影響を及ぼす行為を取り締まる方が先の事のような気がしてならない。その他に動物の投げ込み・・・これも許し難い行為だ。そうした行為がイヌワシの行動をも変えてしまう原因にもなる。山で動物を調達し投げ捨てる事もあるだろう。若しくは車に予め用意しておき運んで投げ捨てる事も有り得るだろう。ドライブウェ料金所や登山道入り口でペラ1枚を配布してはどうだろうか。そうした行為やマナー違反的行為を見掛けたらココへご一報下さいとのチラシの配布だ。それと合わせて行政(市)が条例を設けるなどしてはどうか・・・。動物の投げ込みをした者は「以降伊吹山への入山は認めない」や、罰則金○○万円等とするなどだ。ライブカメラの設置にしてもイーグレットオフィス代表の須藤氏と行政とのタイアップと言う。そこで行政が関わるならとことん関わって、不要な輩の排除に努めるのが本来であろう。だとしたら健全な伊吹山の形態を維持する上でも、厳しい罰則を設けるべきだと思う。登山道の柵を越えて入り込み撮る輩、動物の投げ込みをする輩、営巣場所に近付く輩などが行う反則(マナー)行為が行えない様に、伊吹山に訪れる人々の目を監視の目として生かすべきだと考える。そして条例にも謳い厳しい罰則を設けるべきだと思う。ま、そうした事を行っていたある人物は知る人は知っているし特定もされてはいるのだが・・・。その者の知り合いや仲間は是非とも反省して欲しいものだ。愚かな行為は止めましょう。それととにかく近くと営巣場所周辺に近付く者。今回の親が餌を運ばなくなった原因がそれによるとの話も聞く。相変わらずの馬鹿者はいるものだなぁ~反省しろ!!・・・と声を大にして言いたい。良からぬ輩の行為で、遥々関東から撮影に行き、イヌワシの出方まで変えられてしまい、まともな撮影が出来なかった昨秋を思うと非常に腹立たしい思いだ。

 まぁ、行政がタイアップしカメラを設置したなら、それ以前に抑止する方法もある事を行政側は考えるべきであろう。そのうちに行ってみようかとは思っているのだが、馬鹿げた事が横行する伊吹山には今期は足が遠のいてしまっている。・・・と言う四方山話でした。本日はこれまで。

 

                                祖新 六四

                              (そにぃ むつし)