伊吹山へイヌワシ撮りに行って来た。伊吹山ドライブウェイ開通間もないこともあり、待ち焦がれていたイヌワシハンター達が関西圏はもとより、中国地方など西の各地や甲信越方面などからもやって来ていた。そして関東圏からも顔見知りの面々達がやって来ていた。
3日間の天気も上々、ただ春の陽炎に悩まされこれはいいぞと連写したシーンが、ことごとく大気の影響を受け甘いピントとなり、折角のシーンもボツとなる画像も多かった。これには流石に勝てない・・・
比較的近くを下から上がって来たこれらのシーンの前半も、空抜けではなく山背景で良し!と思っていたら、山肌寄りの下方面は大気が悪かったせいで、ピントが全て甘くなってしまっていた。風のある上空へ上がると、その影響も弱まりこの辺りの絵が撮れた次第だ。
何を思ったのか、成鳥2羽が枝運びをしていた。それもまず営巣はしないであろう、上部ポイント足元下へだ。イヌワシは本巣以外にも巣材を運んだりするようだ。人間への目くらましか・・・
前からのシーンが無い・・・
自分が撮っていたやや右手前方下の森に入っては枝を掴み運んだ。飛び出してピントを掴むのが正面、その為画像は斜め後ろからの姿が多かった・・・
誰もが知る通称お立ち台に一羽が止まった。しかし昼頃で太陽の位置が悪く、その上大気の状態も良くなく、逆光でもありこんな感じにしか撮れなかった。午前10時位までなら距離も然程無いので良い飛び出しが狙えるだろう。
頭上飛翔・・・
西尾根に止まるイヌワシの番
夕刻、数百メートルはある山の岩場にイヌワシの番が止まっていた。飛び出しを待ちこっちへ飛ぶのを待ったが飛ばず。山を下りながら見てみると、それを見透かしたように18時30分頃飛び出し、先程までいた谷方向に向かい飛んで行った。
今回の遠征は3日間共姿を見せてくれた。しかしこれはと思ったシーンも大気の影響でクリアに撮れなかった事が悔やまれた。伊吹山のイヌワシ撮りはポイント選びにも左右される。場所がハマるとそこで撮っていた人だけがモノに出来るシーンが撮れる事も間々ある。次回遠征時はどのポイントに入ろうか・・・そんな事を考えると、次回遠征がまた楽しみだ。
関東の顔見知りの常連さんをはじめ、昨シーズン以来また再会出来ました皆さま、そしてまた新たにお会い出来ご一緒させて頂きました皆様、お世話様になりました。またお会いした際にはイヌワシ談義をしながら、大自然を眼下に見下ろし楽しい時間を過ごしましょう。この場をお借りして御礼を申し上げます。
祖新 六四
(そにぃ むつし)