画像無しの四方山話

 8月になるまでは画像がアップ出来ない状況なので、カメラ四方山話としてソニーのカメラ(α1と次期α9Ⅲそしてα7系について)、また写真に関しての思う事を書きたいと思います。まとまり感の無い長~い話となりますので暇潰しにご覧下さい・・・。興味の無い方はどうぞどうぞスルーしちゃって下さいね~。

 

 と言う訳で、ソニーα9Ⅲのモデルチェンジが秒読み段階、期待に塗れた噂話し等で盛り上がっている。今秋若しくは来春辺りに発表か・・・。しかしフラッグシップ機α1を脅かす性能では、α1ユーザーとしては正直面白くない面もある。α1は高画素高速連写機の何でもこなすオールラウンダー機としてソニー機の頂点に君臨している。そこでα9Ⅲが出たとすると「どうする家康」では無いが「どう出るα9Ⅲ」となる訳だ。2400万画素据え置きではなく3300万画素前後辺りの画素数に秒間30コマ?40コマ?以上で来るだろうと推測出来る上に、勿論α1には搭載されていないAIを積んで出るだろう。だいたい7Rシリーズに最初にAIを積んだこと自体がα1ユーザーとしては面白くない訳でもある。最上位機種に最新機能を積んで、時代と共にその機能を下位機種に受け継がせるのが本来の姿のはず。ま、メーカーには他社に対抗する商売上の戦略もあるから、AIも7R新機種の7RⅤに積んだのだろう。もしα1Ⅱが後1年か1年半後頃に更に磨き上げられたAIを積んで出たとしたら、まず出るだろうキャノンのフラッグシップ機R1の性能をも凌駕する相当なモンスターカメラとして登場する事は目に見えている。古い事件の記憶に「あぁ言えば上祐(ああ言えばこう言う)」と言う言葉が一時流行ったが、そんなように「そう出ればこう出すぞ」がカメラ業界。団栗の背比べの繰り返しが常となる。

 α9ⅢがAIを積んで尚且つ進化した性能を引っ提げて出て来るのだから、同メーカーながらフラッグシップ機α1は当然脅かされる訳だが、そこら辺りのさじ加減がメーカー自体も頭を悩ませているのではないか?とも思われる。いや待てよ、お金儲けのソニーだからそんな事は考えていないか・・・高く売り付けられればそれでヨシだと・・・。

 多分画素数はRモデルではないノーマル7機辺りの3300?3500?万画素辺りで2400万画素よりは上で高画素機と言うまでの部類ではない中間的画素辺りでの登場となるだろう。高画素機で高速連写機はα1がある限り、いくらソニーでもα9を高画素機に持って来るようなバカな真似はする筈がない。そこで画素数は平均的だがAI搭載の無類の高速連写番長となるだろう。しかし自分はキャノンR3並の常用ISO感度102400と同等をクリアしていない限り、いくらAIを積んだ高速連写番長としてもα9Ⅲは買わない。もうノイズには目を瞑るα1Ⅱ待ちの一択となるだろう。α9Ⅲにはとことん高感度耐性の強いカメラを願っているところだが、先ずソニーにはそれは無いかな??それに画素数を3000万画素台に乗せて来るなら尚更だし。確かにソニーには高感度耐性に強いとされるα7SⅢと言うカメラはある。しかしこのカメラは連写を要する野鳥撮影には全く使えないし、画素数も少な過ぎる上に比較的良く使う辺りでのノイズは他機種同様に多いと聞く。逆に闇夜めいた暗さで本領を発揮するだけの動画に特化したカメラと言えるので、スチール写真では出る幕無しのカメラ。そんなカメラではいくら何でも野鳥には使えない・・・薄暗い中のサンコウチョウ狙いの人だけには歓迎されるか?笑。

 そしてノイズはソフトで処理するとプロ写真家さんも言っている程に、編集で補う事を推奨している時代。しかしノイズ処理をすれば明らかに画像に反映されてしまう不自然な絵(背景ボケなど)となるし、画像全体のデティールも甘くなる(AIを使ったノイズ処理ソフトは分からないが・・・)。普通に処理した写真はひと目見ても分かるものだ。ネット上で「凄くクリアで綺麗な写真だな~」などと言いたくなる画像は、作者があれやこれやとノイズ処理も含めて修正し手を加えているものが全てだからだ。今や高価な画像処理ソフトも販売されており、プロが作った画像と遜色ない画像を作り出すアマチュアさえも数多くいる。写真をかじった方であれば撮って出し写真をネット上などに載せている人などまずおられないでしょう。誰が見ても美しいと言わしめる画像をアップしている人の「撮った元の画像」は、絵心があれば誰でも撮れる物だと断言致しましょう。同じカメラに同じレンズで撮った写真が、こうも違うのか??となってしまう訳だが、実はその裏ではソフトを使用し編集で手を加えた物が全てと言う事なのですね。これも腕の内と思うのは貴方次第です・・・都市伝説みたい?笑。そうした人達は写真を撮るのもまぁまぁ上手いのだろうけれど、その後の編集や加工(編集は仕方ないが加工は頂けない。加工は写真を商売とする人達が駆使する物だと思っている。)が上手い方なのだと言うことを、写真を撮らない方は覚えておいた方が良いでしょう。騙されてはいけません、悲しいかなどんなに高価なカメラでも撮って出しが出来る様な優れたカメラはこの世に存在致しません。(これはあくまで祖新六四の感想ですが・・・。)但し下手な者でもカメラやレンズが撮らせてくれます。撮れないものが撮れると言いますか、撮れる確率を確かに上げてくれます。特に各メーカーの上級機種などはそうした物だと言えます。そこの所をお金で買うかは人それぞれなのですが、撮った後に手を加えないと誰しもが見惚れる写真とはならないのが今のカメラなのです。稀に光や被写体との距離等状況に恵まれ、自分でも良く撮れたとなる編集無しのマグレ写真も撮れることはありますが・・・。ま、誰が見ても褒められる様な画像は99%以上が編集と言う手が加えられたものと私の経験上断言出来ます。これが当たり前の世界が写真の現状でしょう。撮って出しで勝負ならプロなど存在しないのではないでしょうか・・・。

 おっと話が逸れてしまったが・・・α9Ⅲがどんな性能を引っ提げて登場するのかの期待感はある。場合によってはα1を手放しα9Ⅲに鞍替えするユーザーも出るだろう。それ程にα9Ⅲはソニー機ユーザーの動き物撮り屋さんには注目されている。しかし自分は常用ISO感度が102400をクリアしていなければ、下品な発言であるが「このクソα9Ⅲめが~!!キャノンを見なさいキャノンR3を!!」と罵るだろう。今のα9Ⅱの常用ISO51200では話にならないのだ。キャノンR3はα1と比較されがちだが、低画素機なので本来であればライバル機はα9Ⅱとなるのが本来だと思っている。勿論現α9ⅡではR3には太刀打ち出来るものではないが、もしもα9Ⅲが常用ISO感度をR3と同等にまで持って来られたとしたら、もうR3を完全に超えたと言えるだろう。そしてキャノンユーザーが待つフラッグシップ機R1が高画素機で出たとしても、その半年後にはα1Ⅱが直ぐに撃破するだろう。永遠に追い越し追い越されは続く訳だ。

 話しのまとめとしては、要はフィールドで撮った画像を見て、それだけでノイズに興ざめするカメラは歓迎出来ないと言う事。ノイズ処理を出来るだけしないで済むカメラが欲しい。それだけの話なのだ。細かな点は除いても現在の所有機α1の唯一の不満点もそこに尽きる訳だ。α1がオールラウンダー機なら、そこら辺りも克服したカメラでないと自分は納得できないし、そうであって欲しかった。多分、ソニーの電子技術であれば高画素機であって高感度耐性にも強いセンサー搭載機の製造は可能であると思う。しかし全てに於いて優れた性能のカメラにした場合には、100万円は楽に越えてしまうカメラとなるのは必然となる。そうなると買う人も限られてしまうので商売的戦略が成り立たなくなってしまうのだろう。だから同一メーカーでも数種類のシリーズがある訳で、こちらは低画素シリーズ、こちらは中間画素シリーズ、こちらは高画素シリーズ、こちらは動画に特化したカメラシリーズとか、色々なニーズに応える様には一応枝分かれをしている。しかしそこに大きな不満となる要因が潜んでいるのだ。こっちはここが良いが何故こちらにこれは載せられないの?とこうなってしまう。何故そこを一体化させてより良いカメラたる優れたカメラに出来ないのか(出さない)のか。α1は優れたカメラでオールランダー機と言うが、実はそうだとも思えない部分もあるのだ。α9はⅢでどう変わるかだが、常用ISO感度が据え置きでは例えAIを搭載して連写番長として登場しても飛び付く気持ちも失せる。ソニーさんには他社が追い付けないようなミラーレスカメラをドカンと一発作って出してみてよ!!と言いたいところだが、もしも銀座の高級料亭でのメーカー幹部の座談会が繰り広げられているのなら所詮は無理な話しなのだが・・・じゃんじゃん。と言う事で画像アップが出来ないのでとりとめの無いカメラの四方山話となりました。あぁ~、早く画像がアップ出来る8月にならないものかなぁ~・・・本日はこれまで。

 

                 祖新 六四 

               (そにぃ むつし)