久し振りに日本刀の手入れ&今日のマクロ撮り練習

 今日は久し振りに日本刀の手入れを行った。

 

 使用機材 カメラ:ソニーα1

      レンズ:ソニーFE20-70mmF4G

           〃 FE90mmGマクロ

 

 江戸後期の大刀二振りに脇差し一振り。 

 大刀の一方は江戸三作と称された一人の実子が作刀したもの。曰くのある作で、ある刀剣研究家が昭和時代の刀剣雑誌に、作者とこの日本刀についてはまだ研究の余地があるとしての記事が何ページにも及んで載っている。その刀その物なのでその後が気になっているところだ。もう一方は平安の頃から連綿と続く一派の六十三代目最後の刀工が打った刀。そして脇差しは前出の江戸三作と称された一人の作。

 

 先ずは刀をバラし刀身のみにする・・・。最近は打ち粉を使わずにベンジンで刀身の古い油を完全に除去している。そして錆防止の油を刀身に塗り軽く拭き上げて完了。

 拵えをあつらえるにあたり、鍔を含め金具類は江戸時代の物を使い製作してもらった。

 刀が薩摩刀なので ↑ の鍔は薩摩鍔・・・紙縒りを通した穴が開いているのが特徴。その理由はお調べ下さい・・・薩摩武士の信念、心意気が分かるハズ。

 最初の画像の脇差しの拵えだけは昔の刀装具で特別貴重刀装具として認定されており、刀身は鈍ら刀だが(勿論砥げば切れる様にはなる・・・が江戸三作と称された名工の作、真贋は定かではないが・・・)外装は確かに価値のあるものだ。

  漆塗りの朱鞘はちょっと奢り過ぎた・・・何故なら売却の際は鞘を含めた金具など刀装具類は、価格に反映されないからだ。あくまで刀身のみが重要視され売買される。仮に刀身が50万として30万で拵えを作ったとして80万掛けても、価値は刀身の50万でしか見てくれない。いや50万どころか買取りだから当然それから下がるだろう。一振り刀身+拵えで80万掛けたとしても、多分売る場合には足元も見られ40万が良いところだろう。売る際には拵えから白鞘に戻した方が賢明だ。何でもそうだが個人売買のヤフオクやメルカリなら、買取り以上に高く売れるのは明らか。「それ」を欲しがる人が必ずいるからだ。

 曰くのある大刀の切っ先・・・浮かび上がる炎が生んだ模様が美しい。

 玉鋼を鍛え魂を入れ作られた日本刀・・・鉄の美が見て取れる・・・。

 大袈裟だが刀身の肌に宇宙さえ見える様な・・・。

 

 こちらは薩摩刀の刀身肌・・・。


 これは中直刃だが、直刃調の刀は如何にも切れそうだ・・・。剣道を教わっていた頃先生も言っていたが直刃は切れると・・・以上、日本刀の手入れでした・・・。

 

 

 そして今日もマクロ撮りで練習がてら遊んでみた・・・。

 

 手近なガーベラでマクロ遊び・・・。

 家の植物で雫を作り、ガーベラを写し込む・・・。

 雫の見られる紫陽花の頃も面白いかも・・・。

 ピントが甘かった・・・。雫の中の花はマニュアルピントでなければならない。それは雫にピントが合いがちだからだ。中に写る花にピントを合わせるにはオートフォーカスでは外す可能性大だ。でもね~年を取ると目が・・・あぁ難しい。

 花瓶に入っていたヒマワリを拝借・・・。

 

 ラストは我が家で野鳥撮り・・・。

 マクロ遊びでした・・・。

 さて、明日は・・・明日朝の吹く風に聞いてみよう。本日はこれまで。

 

                          祖新 六四

                       (そにぃ むつし)