久し振りの公園のハヤブサ&カメラへの四方山話。

 最近は遠出が億劫になって来たせいか、クマタカ撮りにさえ行けていない。山桜や山躑躅の咲く山のクマタカも撮りたい今日この頃。散歩コースの公園で撮れるハヤブサもマンネリの飛翔に飛び出しと飛び付きだけなので、変わったシーンも撮りたいところだ。本日数枚アップする最近現れる別の個体が雄のような気もするのだ。居着きの個体は大き目なので雌とも思えるのだが、別個体が飛来してくるとあまりに警戒の声を出すのでどんなものなのか・・・まぁここのハヤブサは公園とタワーを管理している方と共に今後も見守りましょうと言葉を交わしている。

 そして最近照準器のSONIDORIの新モデルが登場している。SONIDORI PROだったか?改良点はオリンパスEE-1やニコンの様に縦軸横軸調整が指で出来るようになった。プロの要望により変更になったらしいが、自分が導入してから少しして変わったようなのだが、プロの要望以前に素人でもソコはそう思うだろう。ただ一つの不満点がソコだっただけになぜ最初から出来なかったものかと、少しばかりがっかりしている。改良が加えられての新価格が5000円程アップ。しかし何度使用しても狂いが生じないので今のままでも大きな満足を得ているのだが。そして特筆すべきは結構な回数を使用しているが、CR2032電池を4ヵ月少々使用しても一度も電池交換をしていない事。これは今までの照準器使用経験上驚愕の電池の持ちだ。それだけでもこの照準器は素晴らしいと大絶賛に値する。野鳥撮り照準器の最高傑作だと思っている。    

 

 さて、前置きが長~くなってしまったが、本日は久し振りのハヤブサ画像のアップと、カメラへの四方山話を少々。写真をやらない方には退屈な話しとなりますので、遠慮なくスルーして下さいね。 

       画像撮影機材 カメラ:ソニーα1

       レンズ:ソニーFE600mm F4 GM

       三脚 :ザハトラー flowtech75

       雲台 :ザハトラー aktiv8

       照準器:SONIDORI

 

 先ずは毎度のハヤブサ画像・・・

 

 飛翔姿から・・・。

 いつもの場所への飛び付き・・・。

 飛び出し・・・。

 

 このハヤブサが最近やって来るハヤブサ・・・この日初めて同じ庇下に止まった。そして飛び出した・・・。

 

 騒ぐカラスを追い払うハヤブサ・・・。

 

 

 よそ者ハヤブサが飛び出した後に居着きのハヤブサが飛び出し、タワーを回り珍しく南側の屋根に舞い降りた・・・。


 そしてお次は・・・超冷静に考えてのカメラの2台持ちを考えてみた・・・2台持ちってアリ?ナシ?・・・以前は3台持ちの時もあったが、結局重点的に使用するのは1台だった。思えばサブ機として持ってもサブ機としての使い道をしておらず、ただ複数機持っていただけと言った感じだったかなぁ。但し1台持ちの場合では、故障や点検時には撮影を休まなければならない期間が発生してしまうのが悩みとなる。  

 そして今、それぞれに違う利点を持ったカメラを2台持つスタイルを冷静に考えてみた。理想としているのは高画素機と低画素機の2台持ち、と極最近までは思っていたのだが・・・。どうやらこれがよくよく考えると間違いの元なのかも知れない様に思えて来たのだ。高画素機は画質に拘ればこちらの方が良い、が高感度耐性には弱い。低画素機は画質面では前者には劣るが高感度耐性には強い利点がある。それと野鳥を撮っていると大きく感じるのは被写体との距離を考えた時のセットアップ。低画素機の場合は焦点距離を伸ばすにはテレコン使用しか方法が無くなる。高画素機はテレコン及びクロップを併用すれば更に望遠効果が得られる。例として低画素機は600mmF4レンズを使い2倍のテレコンを使うとF8スタートで1200mmとして使えるがそれまで。しかし低画素機なのでISO感度を上げてシャッタースピードも上げる事が出来るしノイズ耐性に強い利点がある。方や高画素機だが元々画素数が高いので600mmF4で撮って低画素機のF8の1200mmで撮った画角に大きくトリミングをしても、画質的には余り変らない質の画像が得られる。600mmに1.4倍のテレコンを付けて840mmで撮り、それを低画素機の画角の1200mm撮りの画角にトリミングをしても同様な事が言える。更に光が豊かにある晴れの日なら高画素機に2倍テレコンを付けて1200mmで撮影した上にクロップを併用すると、低画素にはなるが2000万画素以上をキープした上に1800mmまで焦点距離が伸ばせる。しかし状況によってはISO感度を高くしなければならない状況も出て来るので、そうした場合はノイズ処理前提として使わなければならない欠点もある。どちらを取るかだ・・・今現在使用しているα1は高画素機でありながら連写性能をも備えたオールラウンダー的要素の高い優れたカメラだが、高画素機故の高感度耐性の弱さが自分的には一番の弱点だと感じている。矢張り欠点を補った2台体制にしても、その2台を一緒に使える訳ではない事と、使い分けても所詮それぞれに弱点的不満は付き纏う現実がある事になるのだ。となるとノイズの処理は前提と割り切り、今のα1の一台持ちでレンズ資産を増やす事の方が良いとさえ思えてしまうのだ。

 高画素機&低画素機のそれぞれの利点と欠点を、それぞれ2台持ちで使ったとしても、2台の悩みを抱えつつ使うしかなく、1台に絞ればその1台の悩みを持って使うしかないだけの話となるのだ。大金をつぎ込んで2台持ちをしても実際の悩みは消えない。使い分ければ良いと思ってしまいがちだが、実は二つのカメラの良い所を同時に融合させ使える現実は生まれない訳であって、結局現在の不満点を持ちながらの撮影となる。現場でその都度カメラを取り替えながら撮る訳にも行かないのだし。「所詮のただの2台持ち」に終わるだけだとの考えに至るようになった。高感度耐性に強いα1Ⅱが出ればそれこそが自分の真のフラッグシップとなるのだが・・・(小さな事には目を瞑っての話だが・・・)。α9Ⅲが仮に出たとしても、自分の中では上限ISOが102400をクリアしていなければ買わないし買う意味も無い。α9の上限ISO52600でのノイズは経験済みなので、サブ機持ちよりもα1Ⅱを待つ方が得策のような気がして来たのだ。それまではレンズ資産を増やすべきだと。・・・と言う事で先ずは70-200GMⅡ型を本日遅ればせながら発注。明日手元にやって来る。発売当初よりも5万円は値上がりしていると言われているが、価格コムを利用して日本一安く手に入れれば、発売当時の税込み価格よりも若干安く入手出来るのでそこで決めた。カメラにレンズにと半導体使用物があれよあれよと値上がりしたが、後1年半遅くとも2年で半導体不足の反動が起きると言われている。それは日本各地に工場を作り半導体の製造に今現在取り組んでいるからだ。後に有り余る半導体が国内生産で生産され、後々半導体の供給不足が解消された時には、カメラやレンズはもとより電子部品からなる各種生産品の値上げされた商品は間違いなく値下げさされるのか見物だと今から楽しみにしている。もし値下げも行われなかったら、それこそ国民を馬鹿にした半導体不足便乗値上げと言う事になるのではないのか?・・・。半導体不足なら各製造製品の供給が遅くなるだけにしておき、値上げはすることなく我々買う側を待たせれば良いだけなのではないかとも思った。半導体国内生産に伴った設備投資を含む掛ったコストを回収するかのように、上げた価格は値下げしないようにも思われるのだが・・・1年半から2年後辺りがこりゃ~見物ですね~笑。  

 いや~、長い長~い記事となってしまいました~。お付き合い下さった方にはお疲れ様でした。本日はこれまで。   

 

                                                祖新 六四

                              (そにぃ むつし)