野鳥撮り四方山話

 画像ファイル利用量99.??パーセントで今日も1枚アップ出来たぞ。後1枚でアップ出来ませんとなるか・・・そんな訳で本日は文字ブログでの野鳥四方山話。暇潰しにご覧下さい・・・興味のない方はスルーして下さいね~。

 ・・・ハイイロチュウヒ・・・

 α1+FE600mmF4GM+1.4テレコン+flowtech75+aktiv8+SONIDORI

 

 野鳥撮りで特に気を付けたい事は、フィールドまで行った際の車の駐車。駐車場があれば良いが、それの無い農道サイドや空き地に私有地、自然の中等限られる場所では駐車によるトラブルも多々ある。農道などに無暗に駐車したため、農家さんとのトラブルの発生した場所もあった。自分は主にマイカーでの移動撮影なので、撮影地に行く場合には車の止められる場所を予め把握し、止められる台数が少ない場所には暗いうちから現地に行くなどして、早起きをして止められる所に確実に止められるよう出掛ける様にしている。

 そしてフィールドに着いた時に先客がいる場合には、挨拶も怠らずにする事を自分は心掛けている。良い大人が挨拶一つ出来ない人も多々見掛けるのだが、知り合いではなくとも同じ趣味家同士気持ち良く撮影するためにも、挨拶は最低限必要だと思うのだ。挨拶出来ない人物に限って、お目当ての鳥を真っ先に見付けると、「出ましたよ」の声も周りに掛けずに、自分一人で撮り始める事も多いような気もする(笑)。まぁ自分の趣味の世界だから、人それぞれ勝手と言えば勝手であって、他人が口を挟む余地は無いところでもあるのだが・・・ただそこは大人、社会人としてはねぇ~・・・。

 そして野鳥撮りにはこんな人種もいる。よそ者を嫌う輩と言うか、自分のテリトリーに知らないよそ者が撮りに来る事を極端に煙たがる人物。こうした人物も頂けない。と言うか自分がそんな輩にならなければ良いだけの話なのだが。自分が他所に撮りに行って同じ態度をされたらどう思いますか?と聞いてみたい程だ。ま、そんな輩とは会話もしたくもないが・・・ただ一応挨拶は仁義として致しておりますが・・・笑。

 

 そして、対野鳥へでの話し。餌付けの賛否・・・町興し目的に越冬しにやって来た野鳥に、餌付けが行われている場所もある。そしてそのような場所では、一般の見学者がパンや穀物類を家から持参して、鳥が寄って来る光景を、「可愛い、可愛い」との思いだけで与える光景も数多く見掛けられる。その行為は少なからず自然の中の営みを狂わせ兼ねない行為である事を先ず認識するべきだと思う。日本野鳥の会会員の方が、餌付けは本来良いものではないと言っていたと言う話も聞いた事がある。  

 そして、野鳥は人間が思う以上に人を見ている。小鳥から大型の猛禽類まで、全ての野鳥は人間を警戒し目を向けている。野鳥の中には特に敏感で繊細な野鳥も多い。特に繁殖期は十分に気を付けたいものだ。敏感な時期に敏感な野鳥を撮る場合は特に気を付け、ブラインドに入るなりして人の気配を消すといった工夫も必要だろう。今まで見られていた野鳥が、突然姿を見せなくなることも多々ある。特に抱卵期から雛が生まれてある程度育つまでの間は気を付けたい。そうした間は撮影に行かないなどの期間を設けるべきだとも思う。そして営巣中は巣の写真や雛の状態などは当然撮影しない。仮に撮影出来そうな時期に入っても長時間の撮影でストレスを与える撮影はしないなどの配慮が必要だ。1km程離れての撮影ならまだ良いだろうけれど。どうしても撮りたいならブラインドで人の気配を消しじっと撮るしかないだろう。それを怠ると抱卵や育児を最悪放棄してしまう事になるので、我々カメラマンは特に気を付けたいところだ。以前良く行っていたダム湖でも、ある人物が近くで撮りたかったのかクマタカの営巣木近くまで入り込み、結果営巣を放棄させたてしまった事もあった。

 今まで良く行っていたコミミズクのポイントで・・・駐車の関係もあるので、いつも撮る3、4時間前のお昼頃にはフールドに行っている。その日中に同じく早めに来ていたコミミズク撮りの者が、対岸のコミミズクの塒のある樹木や葦原の茂る周辺をカメラをぶら下げて歩き回っていたのを目撃したのだが、全く何を考えているのか塒で休んでいるコミミズクをあわよくば至近で撮ろうかと思っての事なのだろう。その方は前日も来ていた方で、ここのルール(ここでは地元の世話役さんが居て、その方達数人分の場所を空けておきましょう、と言った計らい的ルールがある。まぁ長い土手なので何処で撮っても同じなのだが・・・。)を知らなかったようなので教えてあげた人だった。しかし翌日のこの日は自分達には近寄らず離れた場所で撮っていた。日中の行動を見られていたのを察知しバツが悪かったのだろう。勿論、こっちへ来たら注意するつもりだったが、来なかったので遠くから許してやった(笑)。どんな野鳥にでもそうだが、追い回す様な事や刺激を与える様な事はしてはいけない。八王子ナンバーだったかのアナタ様ですょ~・・・笑。

 最後に・・・イヌワシで有名な山に限らず、あちこちで獣を投げ込んで、そこにやって来るイヌワシクマタカの自慢の一枚を撮りたいがために、そうした事をやっている写真愛好家も実際にいる。某お山のイヌワシも数十年前の餌付けにより、住み着くようになったもの。昔行われた事のそれはそれで今更言っても仕方がないし、それがあって今があるのも事実だから。今や環境省もそうした事を取り締まる側だが、昔は逆だったと言った話も聞く事だし・・・。それはそうと、今の問題はそうした獣の投げ込みで、通常とは違う行動をイヌワシがしてしまい、いつも出現する場所にも姿を現さず遠路遥々撮影に出掛けるも、出方が変わってしまい全く撮影にならなかったのが昨年の秋だった。西の方でも裏では色々とあるようだが、馬鹿げた行為は控えて頂きたいものだ。

 ・・・とまぁ思い付いた幾つかの事を書いたが、我々野鳥写真愛好家にはまだまだ多くの気を付けなければならない事がある。自分達が自然の中で撮らせて頂く以上は、自分なりに色々と考えて撮影に臨むと言う事を怠ってはならないと思う今日この頃でした。ご一読お疲れ様でした・・・本日はこれまで。

 

                 祖新 六四

               (そにぃ むつし)