昨日の北のお山のクマタカ撮りは、な、な、何と一度も姿を見せずに撃沈。いつもなら朝7時から8時の間には一度登場し、撮影滞在の6時間位の内に少なくとも5、6回は登場してくれるのだが・・・。どうした事かクマタカもこの暑さに夏休み??。
α9+FE600mmF4GM+2倍テレコンの1200mmF8撮り
朝から暑さは厳しかったようだけれど、撮影場所は風が抜ける場所で結構涼しく、汗知らずで撮影出来た。住んでいる所とは5度は体感温度が違うだろう。通る風に朝早い時間は肌寒さも感じた。
夏の青空は良かったけれど、何しろ鳴かず飛ばずで時間が経つだけ・・・
青空に白い雲が流れる・・・
遠くの山の枯木に何かが止まった・・・望遠で覗くとアオバトだった。1200mm撮りの上に超々トリミング。
と言う事で数枚の画像しか撮れなかった・・・
以下は懐かしい伊吹山のイヌワシの谷底飛翔画像・・・イヌワシを普通に眼下に撮れるのは、日本広しと言えどもこの伊吹山だけだろう。
そこで、このように全国区で知られている場所は別として、通常我々野鳥撮り仲間の暗黙の了解で、貴重種や珍しい野鳥の撮れる場所(場所が特定出来る地名)は伏せてブログ等にアップしている。そうなのです、インターネットに出た故に大勢の野鳥撮り達が押し寄せて野鳥を脅かしてしまったり、心無い野鳥撮り者が現場でゴミを散らかしたり、時には私有地を荒らしたりすることもあるのだ。そんな訳で我々野鳥ブロガーは、そうなることを懸念して、場所を濁して自分の様に「北のお山」や「北関東」、「秩父のとある神社」などとしてピンポイントでは場所を公表しない。ただまた別の考えもあるのでそれも否定は出来ない・・・これを話したら長くなるのでこれ位にして、要はハイカーや野鳥撮り人をはじめ多くの人達が知っている有名所以外の貴重種や珍しい野鳥のポイントなどは、安易にこうしたインターネットでの場所名は公開しない方が良いと言うことが言える。
野鳥仲間の横の繋がりの情報交換、事実これが情報源となることが多いのだが、それ以外は自分でポイントを探す、これもまた楽しみのひとつとなる。こんな方もおります、「ポイントは絶対に聞かない教えない」と、この方は自分の足で貴重種のポイントを探し出して、誰も知らないポイントを数カ所把握しているそうだ。とにかく我々野鳥撮り人達は迷惑行為はご法度、顔を合わせたら挨拶をする、これが最低限のマナーでこれが守れれば良い訳だ。・・・と思うのだ。
それでは蔵出し画像でイヌワシ谷飛翔・・・
下に写る沢を見れば、どこのポイントで撮ったかは分かるでしょう・・・
こうした谷底飛翔は結構見逃しも多い・・・
注意して四方八方に目をやっていないと、後ろ姿の量産となる・・・
本当の谷底飛翔・・・常に山肌や地上に獲物を探しながら飛翔している。
眼下遠くに飛翔・・・これでも結構なトリミング。
これはちょっと目線下だけでした・・・
昨年の幼鳥も谷底を飛んでいた・・・鳴き声と共に飛んで来てくれなかったら見逃していた。上部でただ一人の撮影だったので・・・。
と言うことで、クマタカは夏バテなのかどうかは分からないが、全く飛翔姿が見られずに惨敗。何度も登場してくれるので、いつものように「今日は近い所を飛んでくれよ」と軽い気持ちで行ったらノックアウトとなりました。
こうなるとこの時期は何を撮ったら良いの?・・・またネタ切れか・・・困った~。
祖新 六四
(そにぃ むつし)