沼の水鳥&我が家の姫柿盆栽

 野鳥撮り休日の今日はもう一つの趣味、姫柿の盆栽の手入れなどをして遊んだ。そしてカメラや機材を清掃したりしてのんびりと過ごした。

 

  剪定をして盆栽の姿を整えるにも構図が必要だ。枝をこっちへ伸ばせば美しく見えるな、などと考えながら挟みを入れ姫柿盆栽を形成して行く訳だ。生け花だってそうだ。切り枝など奇数の長さを巧みに使い美しく見える姿を作って行く。そこには少なからず黄金分割比が存在している。だから美しく見えるのだ。

 それは写真にも通じるものがあり、特に野鳥写真が上手い人と言うのは、「①撮ること自体が上手い人(瞬時の反応や動き物を捉える為にきっちりと追える)」・「②トリミングの際の構図取りの上手い人」そしてパソコンに落としてからの画作り「③編集に長けた人」、この3つの要素を兼ね備えた人が野鳥写真の上手い人の筆頭と言う事だと自分は思う。

 そしてそこには「センス」と言ったものが重要で、常に撮っただけの日の丸構図ではNGだ(日の丸構図が悪いと言っているのではなく、時には日の丸構図も必要な場合もある)。野鳥の場合は動き物なので先ずは中央で狙い撮っておく。そしてパソコンに落としてから編集を行う時に構図取りなどを考慮し編集をする訳だ。絵画・盆栽・華道等々見せる芸術と同様に写真にも通じるものが必ずあると思っている。その「センス」が無い人はきっと絵になる写真は手にする事は出来ないだろう。写真もそうだが対象物が美しく見える構図、絵心に通じるものも不可欠なのだと思う。絵の上手い人は写真を撮らせても上手いのは、その辺りに共通点があるからに他ならない・・・。とか何とか言っちゃっていますが、自分もまだまだ勉強不足。満足な画が撮れない訳でして日々精進中なのです(笑)。

 

 さて、無駄話はここら辺りで終わりとして、いつもの暇潰し画像のお届けと致しましょう。

 

 使用機材 カメラ:ソニーα1

      レンズ:ソニーFE600mm F4 GM&1.4テレコン

          ソニーFE14mm F1.8 GM(姫柿画像)

      三脚 :ザハトラーflowtech75

      雲台 :ザハトラーaktiv8

      照準器:SONIDORI

 

 先ずは未アップ画像の沼の忍者カイツブリから・・・水面を走る。



 セグロセキレイ・・・飛び出し

 

 

 オナガガモ離水・・・

 このカモが見られるようになれば、そろそろオオタカの狩りシーン撮りの季節も到来だ・・・。


 我が家の姫柿・・・

 数多い実生り姿を見せたのは品種「雅」・・・数百個の実生りで体力を消耗させてしまった。百個以上実を落としておいても良かったが、つい鈴生りの姿を見たくなり無理をさせてしまった・・・反省だ。

 立派に育って来た品種「紅筆」・・・軽く整枝剪定をしてあげよう。

 瑠璃釉宝尽くし貼花紋の尾張の大鉢はお気に入り・・・右の尾張瑠璃釉貼花紋の鉢に入るのは、親木から株分けした品種「萬寿」立ち上がりから一曲りの変化があり、将来を期待している。立派に育て上げたい・・・。

 

 薄鉢に入るのは品種「金波想」・・・十数年育てている。

 

 龍の陽刻紋の中国の個人から空輸して手に入れた鉢に入るのは品種「萬寿」の親木。

 元はこうした懸崖形ではなかったが、思い切って主幹を切り落とし改作した。他に数本ある若い萬寿の樹は、全てこの萬寿から根伏せと株分けで作出したものだ。ゼロから自分で育て萬寿の銘樹を作りたい・・・。

 

 作出から3年の若い樹の萬寿が実を生らせた・・・萬寿の深い赤は独特であり、他の赤色とは違う別格の色と輝きを放つ。この樹も自分の作出だが、萬寿の中では一番期待したい若樹なのだ。それは素性の良い端正な模様木として育ちつつあり樹形が良く、立派な一樹になる期待は最大値だからだ。大らかに大きく育てたい。

 薄い鉢には品種「金波想」が植え込んである。これでも十数年の一樹だ。頭が重く見えるので剪定で追い込んでみよう・・・。

 さて、明日の日曜日もまったり休んで、週明けから野鳥撮り再開と行こうか・・・本日はこれまで。


                  祖新 六四

                (そにぃ むつし)