スマホを通して見る写真画像なんて皆嘘八百。写真の世界も画像を作ってしまう嘘画像満載の世界。

 今週は天気も悪く鷹の渡りも撮りに行けないか・・・そんな時はいつもの戯言記事でブログを配信としよう。記事中の発言は写真に精通していない祖新六四の戯言・独り言・感じた事ですので、さらりと暇潰しにご覧下さいね・・・。

 

使用機材 カメラ:ソニーα1

     レンズ:ソニーFE600 F4 GM

     三脚 :ザハトラーflowtech75

     雲台 :ザハトラーaktiv8

     照準器:SONIDORI

 

 自分は携帯電話が世に普及し始めの頃から使い、使用は普通の方達よりは早かった方なのだが、ガラケーからスマホに替えたのは、皆さんよりもずっと後の事だった。その当時野鳥撮りの仲間や先輩方から撮った野鳥写真をよくスマホで見せてもらったものだ。ブログなどネット上でも沢山の方達の撮った画像を見て勉強したりもした。しかしその前に疑問に思う事が一つあった。それは、何故同じような機材で撮ったにも関わらずこうも違うのか。いやどうしてこんなにノイズも無くクリアでキレキレの写真が撮れるのか?といつも疑問に思っていた。そこで自分も遅ればせながらスマホに替えた。自分の撮った画像をスマホで見る事になった。衝撃が走った・・・なんとパソコン上のデータでは自分の中ではボツ画像に等しいアマピン画像も、スマホで見ると「うわ~、綺麗なもんだなぁ、良く撮れている」となってしまうのだ。それ程スマホを通して見る画像は美しく見えてしまうのだ。以降、スマホを通して見せて頂く画像は、話半分画像半分の世界として「ほぉこれは良いですね~」と一応は称賛の声を発するのだが、本音は「パソコンに落とした元データを見せてくれないですか?」とこう聞きたい位なのだ。ま、決定的瞬間など普段目に出来ない画像は、また違った価値があるのでそれは別なのだが・・・。今や撮った現場からスマホで直ぐにSNSに画像をアップ出来るようで、それらはスマホで直ぐに見られる。そこで本来ならダメで適当な画像でも、スマホを通して見れば綺麗な画像となって見られる訳だ。ま、便利と言えば便利なのだが・・・。

 これでお分かりでしょう、ボツにもなり兼ねないような画像も、スマホを通して見ると素人は完全に騙せる程に良く見えるものなのですね。スマホを通して見る画像は信用ならず、コレ事実です・・・笑。

 

 それと写真の世界の話しですが、これもまぁ編集ありきであって、あれこれソフトでいじり倒して一枚の写真を仕上げる訳でして、こうした事はプロならずとも自分を含めたアマチュアでさえ常識の世界となっている。常識と言うよりはそうして編集をして手を加えないと、とても見られる画像にはならないと言う事ですね。

 仮にプロと言われる方々の写真を撮って出しをしてもらったら、まず多少写真を嗜んでいる素人と何ら変わりない画像ばかりでしょう。それ程にプロアマ問わず画像の編集はソフトに頼っているのが現状と言う事です。自分も明るさやシャープネスやトリミング等々なんだかんだとお世話になっていますが、基本JPEGでしか撮らないので、あまり加工編集が出来ない部分もあるのだが(編集加工をすればする程JPEG画像は画質が劣化する、その点RAW撮りは結構弄り倒せるのでRAW撮りを推奨するプロでさえいる。)無くてはならないのが編集ソフトなのです(カメラを買えば普通無料で付いてくるが、他にもピンからキリまでお金を出せば高度な編集加工が出来るソフトが色々とある)。今やコレが無いとブログにさえアップをするのを躊躇してしまうような画像しか撮れないのが今のカメラの性能だと自分は思う。中々トリミング程度だけでは見せられる写真を叩き出せるカメラなんてこの世には存在しないと言った方が正解か。もし撮って出しが出来るカメラがあったら、これこそがカメラの最終到達点だと自分は思っている。何が言いたいのか・・・知らず知らずに綺麗に見える媒体で画像を見ている事の事実や、誰が見ても「ほぉ綺麗に撮れている凄いなぁ」の写真は、撮ったままではなく少なからず、いや結構修正の手が加えられていると言う事は間違いのない事実なのだと断言出来る。良いカメラに良いレンズ、確かにその瞬間を撮れる確率は上げてくれるが、最初から満足の行く良い絵はどう転んでも撮れない(ノイズその他諸々の影響で)。それだけの機材に一喜一憂しながら数十万から百万円単位でお金を掛けるなんて、カメラやレンズ沼にハマると言うのは実に恐ろしいものだ。ま、これが趣味の世界と言えばそうなのだが・・・。  

 祖新六四は必要最小限、トリミングだけで勝負出来るカメラこそが究極のカメラだと思っている。AIが明るさやシャープネスやらコントラストや何やらを判断し、最高の画を生成して難無く撮らせてくれるカメラ。いつになったらこうした究極のカメラが誕生するのか・・・そうか仮に技術が可能となったとしても直ぐに世に出したら、メーカーの金儲けもそこでストップしてしまうからまだまだ先に延ばすだろう。技術はあってもお金儲け優先で、小出しで性能を上げつつ最終到達点は未来永劫出さないってところとなるのかも知れない・・・だから自分はもうメーカーの甘い誘惑には負けない事にしよう・・・笑。

 数万円もする編集ソフトなどは、もの凄く高度な編集が可能の様ですね。そして最近ではAIを取り入れたソフトもあるのだとか・・・。これはもう編集の域を超えて加工の域ですね。要は写真をどうにでも作ってしまえると言った事に通じる・・・。だから自分は誰がどんなに素晴らしい写真を見せてくれたとしても、所詮作り物だと思うようになってしまった(このような見方は偏見じみた見方かも知れませんが・・・)。別の視点から見れば考え方は色々とある。編集加工をして自分のイメージにより近付けて一つの作品を作るのもアリなのかも知れないと。いや、今の作品はそうした事が前提となっているのかも知れない・・・。

 

 それでは参考で以下に画像を幾つかアップします・・・①が撮った元画像・②がそれをトリミングのみをした画像・③シャープネスやコントラスト他ノイズも軽く除去し完成した最終画像です。通常この③を自分はブログアップしています。こうした作業をしないと、撮って出しなど出来ないのが最高峰のカメラとレンズで撮ったものです。これはどこのメーカーのカメラにレンズでも同じ事が言えるでしょう。編集無しでは到底見られない実情、実際とはこんなものです。大きな画像で見て頂ければ分かり易いのですが、無料ブログでは大きくアップ出来ないのでご了承下さい。

 

 ①・・・撮ったままの元画像。

 ②・・・上の画像をトリミング。高画素機撮りなのでガツンと大きくトリミング出来る。

 ③・・・上記画像に編集で多少の手を加えて出来上がった最終画像。(シャープネス・コントラスト・ノイズ処理他による。)

 

 ①・・・撮ったままの元画像。

 

  ②・・・上の画像をトリミング。高画素機撮りなのでガツンと大きくトリミング出来る。 下方の緑の背景の葉っぱ辺りにはノイズが見られますね。

 ③・・・上記画像に編集で手を加えて出来上がった最終画像。(シャープネス・コントラスト・ノイズ処理等も合わせて行った。)

 

 ①・・・撮ったままの元画像。

  ②・・・上の画像をトリミング。高画素機撮りなのでガツンと大きくトリミング出来る。

 ③・・・上記画像に編集で手を加えて出来上がった最終画像。

(シャープネス・コントラスト・ノイズ処理他による。)こちらもノイズ処理の効果は見られるが、これを強めに使うとカワセミの羽毛の鮮明さやディティールが徐々に失われて行く。前述したようにAI知能を積んだ最新のソフトは、ノイズだけを綺麗に処理してくれるのだとか・・・。

 

 良く撮れる・良く撮れたと言う事は、撮影後にこうした編集が如何にされないで済むかと言った画像が撮れた時に感じる事であり、光の量、光の向き、被写体との距離等その他様々な自然の状況が手助けをしてくれた時に、編集と言った事をしないで済む画像が撮れる確率を上げてくれる事に繋がるのでしょう。

   写真と言うものを熟知していない祖新六四が長々と綴った戯言でした・・・本日はこれまで。

 

                祖新 六四

                (そにぃ むつし)