ノイズ考・・・。

 本日アップの3種6枚の画像は今年の春先に撮ったコミミズクの画像だ。各画像の最初の画像はそれぞれトリミングのみの撮って出し画像。そして同画像2枚目の画像はそれぞれノイズ処理を施した画像と言う事を先ずはご理解下さい。そしてISO感度は全て1000固定。然程高いISOではありませんね。撮った時間は晴れ曇りは別として夕方の16時台。シャッタースピードは最低2000分の一秒以上をキープ。

 

 そして最初の2画像はα1+FE600mmF4GMに1.4倍テレコンで840mm撮り。 

 上画像はノイズ処理無し画像・・・全体的にノイズで荒れてざわついた感じだ。言っておきますが全ての画像がISO感度たったの1000での画像です・・・。

 

 上記画像はノイズ処理をした画像・・・ノイズが減り全体が滑らかに見える。

 

 

 以下の4画像は全てα1+FE600mmF4GMに1.4倍テレコンで840mm+クロップモードを使い1260mmに焦点距離を伸ばして撮った画像。ISO及びシャッタースピードは同じ。

 光量がある時の画像でノイズは少ないが、それでもトリミングをするとノイズ感を感じる・・・。

 

 ノイズ処理をすると明らかにノイズ感が無くなり滑らかに見える・・・。

 

 光量が落ちると余計にご覧の様にノイズ感が見えて来る・・・。

 

 ノイズ処理をすると粗さが減りまぁまぁ見られる絵となる・・・。

 但し強くノイズ除去を掛けると、細部にわたり精細感が無くなりベタッとした画像になってしまう。特に自分の様にJPEG撮りだとソフトで加工する毎に画像の劣化が著しくなる。RAW撮りだと画像加工を色々と行っても画像の劣化は少ない。RAW撮りはあれこれと画像を加工出来るが、JPEG撮りだと画像加工をする毎にディティールの崩れた画像となってしまう。

 

  あれ~!?ノイズで汚いのではなく、レンズのボケの汚さか??・・・笑。

 如何でしょうか?これが現システムの実情です。どんな高価な機材を使おうとも、画像加工無しでは鑑賞出来る絵は撮れないと思った方が正解かも知れませんね。とても撮って出し出来るレベルのカメラではありません。それが80万円もするカメラなのですから・・・(自分が使っているのに酷評)。その日の状況や時と場所と時間帯によってもノイズの現れ方は多少変わるでしょう。ノイズ処理をはじめとした画像処理を多少なりとも行わないと見られない・・・悲しいかなこれが今のハイスペック高画素機の現状なのです。ネット上でこの人の画像は綺麗だなぁ~、な~んて思いながら見る画像は、全てソフトでノイズ処理や他の加工をしているものであり、今どきの高機能スマホで撮った画像だけでしょう。そんなものだから、撮って出しならプロとアマとではあまり変わりないレベルなのではないだろうかと思っている・・・。

 

 そして、今使っているα1のAFや連写性能にはまずまずの満足感はあるのだが、複雑背景や背景に近い所を飛ぶ時の野鳥の捕捉には不満がある。その部分が改良され、高画素で(クロップしても2000万画素以上をキープ出来る画素数)そして最も重要なのはISO感度10000で撮ってもノイズの目立たないカメラ、これこそが理想のカメラでこれを待ち望んでいるのだが、さていつになったら出してくれるのか・・・それともカメラそのものがこの世から存在しなくなるのかな?・・・本日はこれまで。

 

                  祖新 六四

              (そにぃ むつし)