ハヤブサ・・・撮り逃したシーンは大きかった&手持ちも良いが・・・。

 地元公園でハヤブサを撮影していると、いつもの止まり場所に獲物を携えたハヤブサがいつの間にか帰って来ていた。しかしいつも止まる場所ではなく、その上の屋根に近い場所だ。そして口を使い出すと足元が滑ったのか、掴んでいた獲物の鳩らしき物を落としてしまった。タワーの高さ約50m獲物は落下、するとハヤブサが飛び出し獲物を追ったのだ。落下中の獲物を真っ逆さまに追い掛け、地上から25m付近でキャッチし舞い上がった。これは撮れる筈がない、速過ぎる・・・。逆に落下する獲物を照準器で追い掛け連写していたら、ハヤブサが獲物を掴む瞬間が撮れたかも知れない。いやはや悔しかった。今までに無かった面白いシーンを撮り溢してしまいガッカリ、意気消沈。予想外の出来事に追い付けず未熟さを痛感したのでした。

 

   使用機材 カメラ:ソニーα9Ⅲ

          レンズ:ソニーFE600mm F4 GM +1.4テレコン

          三脚 :ザハトラーflowtech75

          雲台 :ザハトラーaktiv8

          照準器:SONIDORI PRO

 羽根の白が気になるが鳩ほどの大きさなので鳩か・・・。

 口を使っていたが、足を滑らせたのか獲物を落としてしまった・・・。

 瞬時に落ちて行く獲物を追い掛けた・・・。

 

 

 飛び出した後ここまでは追えたのだが、そこの後は早すぎてファインダーから外れた・・・。そして照準器に切り替え追ったがピントが・・・。

 結局獲物を25m付近で掴み上昇したこの辺りの数枚が撮れただけに終わった・・・。

 ハヤブサではなく落下する獲物を連写していれば良かったのだが結果論、後の祭りだった・・・。

 

 タワーの屋根上に獲物を残し飛び立つハヤブサ・・・。

 いつもの止まり場所に戻って来たハヤブサ・・・。



 そして、いつもの公園でメジロも良く撮っているが、手持ちの方も結構見掛ける事もある。手持ちの利点は直ぐに移動が出来る手軽さに尽きるだろう。しかし手軽さゆえの限度を知らず、良いものが撮りたいが為にメジロを追い掛け回しながら撮る方も多く見掛ける。メジロの止まった木を見付けると即座に木の元へ行き、手の届くような所まで近付き、場合によっては低い梅の木の枝に入り込む程に近寄り撮ろうとする。そしてメジロが違う木に移動すれば、またそれを追い掛け回す。手持ち撮影を否定する気は毛頭無い。少し距離を置きこちらは撮っているところだが、その目線の木にメジロが止まれば、遠巻きに撮る者などの事は考えず木に近付きメジロを追い掛け回しながら撮る撮影は如何なものか?と思う訳だ。 メジロなんて追い掛け回さなくても定期的にやって来ては蜜を吸って何処かに行き、また時間をおいてやって来るのにといつも思います。「捜しながら手持ちで歩く」のと「追い掛け回しながら手持ちで撮る」のとでは大きな違いがある訳ですね。手持ちの利点大いに結構、ただそこには野鳥と周りへの配慮も必要と言う事を忘れずにいて欲しいものですね。
ま、そうした方達と言うのは、経験上同じ野鳥撮り人と出会っても挨拶も出来ない人間が多いですね。同じ物を撮っているのだから「今日は~、今日は来ていますか~?どうですか~?」とか軽い挨拶を交わすのも同じ趣味家としてあっても良いと思うのですが。情報交換の場にもなりますしね・・・。まぁ最も人それぞれで他人様とは関りを持ちたくないと言った方もこのご時世には当然いるでしょう。ご用の筋はメジロ様だけと言った方も・・・ね。何と淋しい話ではありませんか・・・南無~~と言ったお話でした。

 

 さて、今週は天気がかなり気になりますね。真面に晴れる日って無いのでは?。ま、様子を見つつまた出掛けてみよう。本日はこれまで。

 

                 祖新 六四

               (そにぃ むつし)