花殻を摘むニュウナイスズメでも撮ろうかと、勝手知ったる近場なだけにぶらりと出掛けてみた。話を聞くと今年はニュウナイスズメは余り飛来していないようだ。
11時を回った頃か、今日はダメかな?と機材を担ぎ歩き出すと、桜の咲く枝に鳥の影が・・・。カメラで覗くとニュウナイスズメの雌が2羽、雄の姿もちらほら見付けニュウナイスズメの姿をゲット。しかし普通の雀は桜の花殻を嘴に啄む姿を見せてくれたのに、ニュウナスズメは全く口に銜えてくれず、少しばかり撮って撤収した。
ソニーα1+FE600㎜+1.4テレコンの840㎜撮り。ノイズ除去等無加工の撮って出し、若干のトリミング有り。
先ずはサービスの良かった普通のスズメから・・・
普通のスズメは頬に大きな斑(黒斑)が見られる・・・。どう?この姿が撮りたいんでしょ?って普通のスズメさんにポーズされてもね~・・・。
ちょっと花粉症ぎみで・・・。
花殻を啄んでは嘴に銜えて見せてくれた・・・。
以下画像はニュウナイスズメ・・・。
ニュウナイスズメの雌・・・雄に比べ赤茶色が薄い・・・。
ご覧の様に普通のスズメと違い、頬に黒い斑が無い・・・。
こちらはニュウナイスズメの雄・・・雌よりも普通のスズメの色に近いが、矢張り頬に黒斑は無い。
遥か昔の平安時代だったか記憶は定かでないが、ホクロやソバカスの事をニフと言っていたらしいですね。普通の雀の頬にあるニフの様な黒い斑が無いことから、「ニフが無い」・・・ニフナイスズメが「ニュウナイスズメ」となったとも言われていますね。
このスズメは森林性のスズメで、こうした平地には普段はいないのだが、桜の咲く時期は集団となって平野部にやって来る。桜の枝にいるスズメを見たら、観察してみて下さい。頬にある大きな黒斑が無ければ、それは普通のスズメではなくニュウナイスズメです。本日はこれまで。
祖新 六四
(そにぃ むつし)