北のお山のクマタカ・・・飛ぶには飛んだが距離がある上に、山の湿気が蒸発しているのか、山肌がどうも青白くモヤっている様で、撮る写真も甘くぼやけてキリッとしないものばかり。α１の試し撮りが目的であったが、今一つアップするのも憚れる画像ばかり・・・また次回リベンジの試し撮りだ。
最初の撮影は空抜けのクマタカから撮り始まったが、どれもこれも甘い画像ばかりで大気の状態が悪過ぎた。どんなに注意を払って撮影しても大気の状態だけには降参だ。
先ずはクロップ撮影が使えるかの試し撮りから始めたのだが、大気の状態が悪く思うような検証が出来なかった。α１+FE600㎜F4+1.4倍テレコンの840mmF5.6+クロップの1260㎜撮りから始めた。2100万画素をキープしているので、大気さえ良ければきっと使えるだろう。ただ撮ってからの大きなトリミングには多少弱いだろうけれど。昨日の家の周りでの試し撮りでは使えそうだ。
そして、大気の状況が悪くては何をやってもまともには撮れないのだが、次は２倍テレコンを使い1200㎜で撮ってみた。ミラーレスになってからはＦ８であろうがＦ１６であろうが、ＡＦも難無く効くので、テレコン使いも大きな武器になる。こちらの方が5010万画素の高画素を生かせるので、大きくトリミングする場合はこちらに分があるだろう。よってクロップ使いは２番手とし、通常は２倍テレコンの方が良いか・・・。
何れにしても、その状況その時々により臨機応変にテレコン使い・クロップ使い・クロップのみ使い・テレコン＆クロップの併用を使い分ける。
テレコンに関してはα９同様と言うか、ミラーレスであればそれ程気にする事も無いレベルで使えるので、焦点距離を伸ばしたい時は積極的に使いたい。
ただ、一点だけ気になるのは、矢張り高画素機の部類だけに、高感度耐性に弱いのは否めない。光量不足の曇天の日や、朝夕の撮影には弱いのは今日の試し撮りで改めて実感した。とは言え今の技術ではどうにもならない部分なのだが・・・。
α１、これから大きな戦力となるよう使いこなさなければ。手応えを感じる試し撮りがまだ出来ていないので、先ずは自分なりの検証を重ねて行こう。
祖新 六四
（そにぃ むつし）
