趣味人達のハマる沼&機材の話しなど独り言の暇潰し。

 今日も又はっきりとしない天気だ。今日は家で植物達の手入れと撮影機材の手入れ、そして買い物とそんな一日を過ごした。

 ブログも更新しなくては・・・と言っても野鳥も撮りに行っていない。そんな訳で野鳥撮り人の他愛もない独り言でも暇潰しに聞いて下さい・・・。

 

 野鳥撮りのメインとして使うソニーα1+FE600mmGM。三脚ジッツォ5型・雲台ザハトラーFSB8。左手のシステムは野鳥以外の何でも撮りのライカCL。三脚はジッツォ2型、雲台もジッツォで統一。メイン600mmレンズに寄りかかる一脚もジッツォの5型の極太一脚。右の赤いミニ三脚は家で撮る時用のしょうもない三脚

 

 

 野鳥撮り人に限らず他の被写体撮りの方々も気を付けないといけないのが「病」と言われるもの。それも傍から見ると気狂い扱いされる程の重症者に知らず知らずになってしまうのがこのような趣味の世界。写真を生業にしている訳でも無いのに機材に大枚を叩き、プロと同様の機材を買ったりして心底入れ込む。この写真趣味では病気と言われ陥る病にカメラ沼やレンズ沼がある。こうなってしまったらもう手が付けられない。そうした中には、これを使えばより以上の絵が撮れるだろう信者と化し入れ込む者や、この機材を使っていると言う事自体にステータスを感じ、満足感と喜びを得る人間等様々な人種がいる。自分は何故かと言えば「自分の野鳥撮りのモチベーションを更に高めるため」この一言に尽きる。理由は何であれそんな病に陥った一人がここにもいるし周りにも大勢いる。「ヨシ!!これを使って更なる画像を」、と上昇志向を抱くのは良いのだが道楽と言えば道楽な訳で、贅沢な趣味の世界であることには違いない。でも、趣味だからこそ本気でのめり込み、「趣味だからこそ一流の機材を使いやってみたい」、と思うのも幼稚な男達が見る壮大なロマンなのだ。しかし悲しいかな、世の奥様方はそうした病持ちのロマンには、一切尊敬の念は抱いてくれないと言った現実がある。何卒大病に侵された人達への寛大なお心を以て、どうかご理解の程をお願い申し上げます・・・サンキュー・メルシー・ダンケ・グラッチェ・シェイシェイ・カムサハムニダ・・・アイラブユー(大笑大笑大笑)。

 

  ジッツォ三脚は2型でも実にしっかりしている。この足なら一脚に付いている2ウェイ雲台を乗せ換え200-600mmズームも使えるだろう。足で見付ける大型猛禽には持ち歩きも苦にならず携帯出来る。

 

 沼にハマリついでにソニーの70-200F2.8GMⅡ若しくはライカの55-135ASPHが出来ることなら欲しいなぁ~(時折悪魔の誘いの夢を見る)。両方とも花や風景撮りとして。今のところはソニーで野鳥を、ライカで花や風景などとすみ分けをしているのだが、特にライカ使用時はカメラに手振れ補正が無いため、三脚の導入は必要と思い上のジッツォの2型モデルを導入したのだ。野鳥撮りではないので雲台もジッツォに統一して。野鳥撮りの時には三脚はジッツォの5型・そして一脚もジッツォ5型・雲台はザハトラーのFSB8で撮っている。花や風景など他の物を撮る時はライカCLに7.5mm、35mm、18-56mm、105mmと使っている。(花などはたまにα1に200-600でも撮っている。)

 

 冒頭の話し同様に沼と言う物は三脚や雲台にも存在する。特にジッツオは普通の人から見れば、「たかが三脚が何でそんなにお高いの?」と誰が見ても言う程にお高い。でもそれがジッツォなのだ。使わない人には分からない何か(自分は洗練されたデザインに作り込み、耐久性等々の総合的な部分が優れていると思っているし、古くなっても部品供給が行き届き手に入れれば一生物となる。)が違うのだ。メーカーに拘らなければハスキーなんかも良いし、近年流行っている中華製の製品にも高いコスパを感じる。しかしジッツオ派からすると選択肢は最終的にジッツォ一択になってしまうのだ(雲台は別として)。う~ん、やっぱり病気のせいかイイ物でイイ画を撮りたいとなってしまうのだ。カメラもレンズもメーカートップクラスの物やそこそこの物を使うなら、余計に足回りにも良い物を使わないと気が済まなくなってしまう、これもまた立派な病と言える。

  また雲台に関すれば飛び物狙いは矢張りザハトラー一択となる。(テレビ局の撮影クルーのビデオカメラ三脚や雲台も殆んどがザハトラーを使用)。もう何年も前に野鳥を撮っている時にTBSのインタビューを受けた事があるが、その時にテレビ局の撮影クルーが逆に我々野鳥撮りの人達の使用する雲台の多くがザハトラーと言うことに驚いていたのを憶えている。ビデオ雲台は世界的にザハトラーに一番の知名度がある。それは気温に左右されてしまうオイルフルードではなく、極めて細かい精密なギアで構成された内部構造をしているため、極寒でも灼熱でもあの滑らかで変化のない回転が得られるのだ。要は過酷な自然の状況下でも変化なく使用出来ると言った信頼性が、テレビ局各局や多くの映像制作会社でも使用される第一の理由なのであろう。

 因みに野鳥撮りでは三脚に載せて使う雲台はビデオ雲台が主流(縦・横のみの可動)であり、風景や花など静止画像を撮るにはどの角度にも自由に可動するボール雲台や縦・横・斜めと可動する3ウェイ雲台などが便利で基本使われている。たまに野鳥撮り初心者や本格的な方ではない方にボール雲台や3ウェイ雲台を野鳥撮り(飛び物にも)使用しているのを見掛けるが、先ず飛翔する野鳥はまともには撮れないでしょう。動き物は縦と横にのみ動くビデオ雲台が不可欠と言う事だ。最近では3ウェイ雲台の延長でもある、ギア雲台なるものも出て来ているようだ。

 

 


 そして色々と使ううちに、もっと撮り易いようにと使用システムに改造を加えるのも楽しみの一つだ。

  ソニーの600mmレンズが乗るプレート先端左側にグリップハンドルを取り付けてある(羽根のぶら下げてある)物。これは以前にも紹介したが、これを左手で握り右手でカメラをグリップして振ると、容易に安定して動く被写体を追従出来るのだ。銃を構えたような感じと言うのか両手の間にレンズが来て力も均等となり被写体を追える。ちょっとしたスナイパー気分。もう何年も前から自分なりに導入していた改造だが、あちこち撮影に出掛けても同じようにしている人には出会ったことが無かった。

 そしてもう一つの改造は迷彩生地で巻いてある照準器がセットされているハンドル。本来ストロボや補助照明器具などのアクセサリーを取り付けるハンドルを、雲台に載せるロングステーに固定し設置。これに照準器を取り付け前出のハンドル同様に掴んで照準器&舵取りハンドルとして使える。クマタカなど比較的ゆっくりの滑らかな飛翔をする猛禽には、両手でカメラを挟む感覚で戦艦などに搭載されている大型の機関銃のように両手で構えてファインダーを覗けるので、スロー目にじっくり追える感じだ。素早い飛翔は前のハンドル、ゆっくり飛翔は照準器を設置した手前のハンドルでの使用としても良い。このダブルハンドル仕様にしている人こそ、未だ一人として出会っていない。好き者故のこんな改造もまた面白いものだ。

 

 自画自賛の一枚を求める為に・・・まぁ色んな沼があるのだがハマったってイイじゃないか。家ばかりにいて老いて行くより、外に出てのめり込む趣味があると言う事の方が、遥かに心身共に健やかにいられるし生き甲斐も感じられると言うもの。世の奥様方も言うではないか「亭主元気で留守が良い」と・・・大笑。

 

 イカCL+105mmマクロで今日撮りのトカゲ君・・・ブロック塀に現れた。

 

 違う植物の鉢中に風で運ばれたのかスミレの花が咲いた・・・。
 

 

 

 以上、これら記事中に関しては一個人の見解であると共にフィクションであり、沼と言う病に陥った人間の戯言ですので、一部表現に誤りがあるかも知れませんがご了承下さい・・・あ~ぁ大爆笑!!・・・本日はこれまで。

 

 

                祖新六四

              (そにぃ むつし)