今日の田んぼの鷺&野鳥撮り回顧録&戦力となる今のレンズ群

 まだまだ猛禽類の季節には早く、休日の今日は近くの田んぼに行って鷺で撮影練習。稲穂も伸びて来た田んぼだが、緑の田んぼに白い鷺の姿が美しかった。 

 

 

 

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  現在使用中のソニーのレンズ。左から600mmF4GM・200-600mmGズーム・100-400mmGMズーム・24-70mmF2.8GMズーム。標準ズームは主に旅行用、その他は野鳥でズームは花なども撮る。特に100-400は花や虫を引き寄せて撮る使い方が出来るので、200-600とは性格が違う。なので焦点距離は被るが、どちらも必要なレンズだ。200-600はやはり野鳥向きですね。本当なら超広角ズーム・そして望遠ズームでも70-200mmとF2.8通しの大三元レンズ、そして90mmマクロも揃えたいが、結局出番は少ないだろうから、夢のままとしておこう。

 現在カメラはα9とα7RⅣ、ここぞと言う時には信頼性と鬼フォーカスのα9で。距離が必要ならα7RⅣでクロップ使い。これは非常に使い勝手が良く重宝している。6100万画素を生かして殺し、この変態使いの為だけに導入したα7RⅣだが、大正解だった。本日の鷺の画像もα7RⅣのクロップ画像、F5.6の1260mmで撮ったもの。連写最初の僅かなブラックアウトとカクカク感が無ければ最高なのだが、それをクリアしたらα9は要らなくなってしまうので、メーカーも敢えてこうしている?のかも。素のF4レンズでも900mmで撮れる上に2600万画素をキープだからホント使える。

 

 

 

 私こと祖新六四が野鳥撮りの世界に足を踏み入れたのは、地元の公園でカワセミを撮るカメラマンと遭遇してからだ。その頃使っていたカメラは、趣味撮りや旅行に使うごく普通の一眼レフカメラだった(キャノン)。カワセミ撮りのカメラマンにどんな機材にレンズを使っているのかをご教示願って、先ずは自分なりに色々考え抜いて、キャノンのプロモデルの1D系の程度の良い2世代遅れの中古機と、同じく同社の500mm単焦点レンズを手に入れた。そして公園で初カワセミ撮り・・・。カワセミ撮りの上手な方々が撮られるような、小魚をゲットした水上がりのシーンが初挑戦にして撮れてしまったのだ。勿論、それは使用機材に助けられての事とは分っていた。そこから色々な野鳥を撮るようになり、フィールドでお会いする方々に刺激を受け、やがてオオタカなどの猛禽類を撮るようになって行った。

 
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 そして経験を重ねる毎に、500mmの焦点距離では役不足だと思い始めてきた。1.4テレコンであれば多少ピント取りが遅れる程度で、画質共にストレスは無かったのだが、猛禽を撮るとなると距離の壁を大きく感じ始めたのだった。そしてキャノンのフラッグシップ機の1DX、これは初代で完成されてしまったような良いカメラだった。そして単焦点の800mmレンズを導入したのだ。今考えれば600mmに1.4テレコン使いの方が、使い勝手は良いようにも思えるが・・・。そしてサブ機に1DMarkⅣ・7DMarkⅡや5DMarkⅣなど色々と使ってみた。使い物にならなかったのは7DMarkⅡだった。動き物撮りで世の中では随分と持て囃されたカメラだったが、野鳥撮り仲間は大抵手放しているカメラだった。甘いピントは修理サービスセンターに出しても直らず、このカメラは即刻手放した。思うに野鳥撮りの人達のピントは結構シビアだ。撮り鉄や飛行機よりもそうなのかも知れない。個体が個体だったのか、それにしても7DMarkⅡには天下のキャノンに疑いの目を持ったカメラだった。キャノンではマクロに超広角に望遠ズームにF2.8通し標準ズーム等々色々と使って来た。

 


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  フラッグシップ機を使っていても、撮る自分の腕が付いて行かないのか、満足出来たり出来なかったりの画像を一喜一憂しながらの野鳥撮りが続いた。そして近年ミラーレスカメラの進化が目覚ましくなってきた。レフ機からミラーレス機への過渡期を迎えた。ミラーレス機の出始めの頃は、動体撮影なんて全く以ってお話にならないカメラだったが、今では一眼レフのフラッグシップ機と肩を並べる程に、性能が進化して来た。自分的にはニコンのD6を一度使ってみたい思いが未だに胸の内にある。現在はソニーα9にα7RⅣの2台体制で野鳥撮りを楽しんでいる。最後?となるかも知れない一眼レフフラッグシップにしようか、それに喰ってかかったソニーのミラーレスにするか悩んでいたのだが、カメラに詳しい量販店の担当の方に、これからは「ソニーです」との押しがあり今の機材に至ったのだ。カメラはレンズも重要だ。いやレンズの方が重要かも知れない。

 


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 当時はソニーのミラーレスへ装着出来る超望遠は400mmF2.8が満を持して発売された時期。2倍テレコンの「なんちゃって856」でと思い、数か月待ちで手に入れα9とそれで猛禽撮りをやっていた。やがて600mmF4レンズが登場、ここが終着駅だと自らに言い聞かせ428を下に出し600mmを導入。最初に100-400GMのズームも手持ち用として導入していたが、200-600Gも出て、焦点距離は被るのだが、明らかに性格が違うズームは必要だとこちらも導入した。前者は小さな物も寄って撮れるので、花でも昆虫でも野鳥でも何でも撮れるし、叩き出す画像は流石にGマスター。後者は手持ちや一脚重視の野鳥用だ。レンズは多少暗いがトリミング前提なら周辺部など要らない訳だし、何の問題もない。それよりも隠れGマスターと評判も良いようだしそこそこ使えるレンズ・・・。後は行楽用にとF2.8 24-70GMがある。本当はF2.8通しの広角に中望遠と大三元レンズ3本に90mmマクロを揃えれば完璧なのだが・・・。一応野鳥が主な被写体なので、標準は24-70GMだけしか揃えていない。

 


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 しかし正直今思えるのは、機材に掛けたお金に見合った写真は撮れていないのかなぁ~と・・・笑。実は撮れる時もあれば撮れない時もある。趣味だから本気でこれぞの一枚の自画自賛を求めて楽しむ・・・そんなところだろう。


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 あ~、ニコンに入れ替えてしまおうかなぁ~~・・・800mmレンズだとカメラ込みで・・・下取り相殺しても数十万から100万の出費だもんな~。


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 あぁ~いけないいけない・・・またカメラ&レンズ沼の危ない妄想が湧いて来た。

 それよりも機材を使いこなし上を目指そう。そして歩けるうちは野鳥撮りをやって行きたいと思う今日この頃でした。

 

 

                 祖新 六四

               (そにぃ むつし)