α9Ⅲで撮ったメジロ・・・0,1秒の瞬間。

      使用機材 カメラ:ソニーα9Ⅲ

           レンズ:ソニーFE600mm F4 GM +1.4テレコン

           三脚 :ザハトラーflowtech75

           雲台 :ザハトラーaktiv8

           照準器:SONIDORI PRO

 

 α9Ⅲの検証撮影で撮った、1秒間に120コマ撮った中の約0,1秒間の画像。プリキャプチャーを使用しシャッター連射スピードは通常連射の30コマ秒に設定してあるが、ブースト連写時には120コマ秒になるように設定。

 先ずはシャッター半押しでちょこまかと動き回るメジロにピントを合わせ半押し。そしてメジロが飛び出しファインダーから消え去った後位にシャッターを切って撮ったもの。アップ画像の十数枚はその間の約0,1秒間の画像を抜粋したものです。プリキャプチャーで撮ったので、勿論枝に止まっている姿から最後の画像以降までの連写画像が撮れています。

 シャッター全押しはイメージ的には軽くチョコ~ンと押しただけと言った感じ。しかし枝に止まっている状態から飛び立った後まで、このような一連の高速瞬間が簡単に撮れてしまう。プリキャプチャー機能と秒間120コマブースト連写の威力は、一瞬を切り取る際には大きな武器となる。それもその120回のコマ全てにオートフォーカスを合わせに行くと言う演算能力を搭載したα9Ⅲ。AIオートフォーカスと相まってα1とは一味違う使用感だ。

 AIオートフォーカスでAF性能も一段と性能アップし、今までに無かった機能と性能の中で、民生機初のグローバルシャッター搭載が最も話題にされているα9Ⅲだが、自分的には一瞬が切り取れる方の機能と性能に魅力を感じている。でもそれはグローバルシャッターの恩恵でもあると言う事。今年はこのα9Ⅲで今までに撮れなかったようなシーンの瞬間撮りが実に楽しみとなった。

 ビギナーでも反射神経の衰えた方でも、誰でもが一瞬を切り撮れるカメラだ。例えば雀が飛び去ってしまった→ファインダーから消え去ってしまった→それからシャッターを切った→雀が止まっているところから遡り撮れている。上級者と言うよりは、そうしたものが撮りたい初心者こそが使うべきカメラだとも言える。プリキャプチャー機能とブースト連写秒間120コマが合体して見せる性能は満足に値する。

 


 α9Ⅲの設定もほぼ完了。後は使用しながらその都度調整をして行こう。使わずしては語れないこの性能に機能は実に使い心地が良い。今年の抱負の「瞬間」を追うのが楽しみになった。

 

 今現在関東地方は雪がかなり降って来ている。勤めのある方は明日朝は一苦労となるでしょう。怪我をしないように気を付けてお出掛け下さい。本日はこれまで。

 

                  祖新 六四

                (そにぃ むつし)