独り言&光と影のコミミズク飛翔&平たい飛翔のコミミズク

 先ずは暇潰しの独り言・・・。

 

ノイズ・のいず・・・何故こんなにノイズが乗るの???

 「高画素機カメラのノイズは画像処理前提でお願いします」、と割り切った使い方をして下さい、と言うことなの?か。今のカメラを使っていてそう思わずにはいられない。そこが唯一の高画素機の不満点だ。

 皆さんが良く目にするブログアップされた画像などで「綺麗だなぁ、良く撮れているなぁ」と見える画像の殆どは画像処理ソフトと言うもので、ノイズや明るさなど様々な部分を少なからず加工している。自分も先ずノイズ処理だけは真っ先に行う。光が有り余る状況下の写真以外は、そうしなければ見られない画像ばかりだからだ。そして自分は明るさやシャープネス程度の調整に留めている。そうそう後はトリミング。この辺りの編集は今の自分のカメラには欠かせないものだからだ。

 冒頭でも書いたように皆さんがブログなどで目にする画像は、こうして画像処理ソフトで少なからず手が加えられたものが殆どでしょう。(注:※高価な機材を使い、ある程度本格的に写真をやっている人の場合を言っています。)写真を知らない方の方がむしろ加工とは無縁でしょう。

 加工の是非は賛否あるとは思いますが、プロでさえ一枚の作品を仕上げるのには、高価なソフトを使いあれこれと加工技術を駆使して作品一枚を作り上げる訳ですから・・・。もし同じカメラとレンズを与えられ、プロと我々写真愛好家が撮ったとします。同じ条件で撮り画像ソフトを使わないで撮って出しで比べたら・・・プロに勝る絵を撮る素人愛好家はごまんといることでしょう。実際に知り合いにも「どうしてこんな絵が撮れるのか?」と思わせるような、クリアで美しい野鳥写真を撮る方がいます。しかし蓋を開ければ、結構お高めな画像編集ソフトを駆使し、絵を作り上げている訳です。そうした画像は見れば分かりますが、先ずあのカメラとあのレンズでこうは撮れない・・・と分かります。ノイズレスでクリアで陰になる分部もはっきり模様が出ているなど、不自然な部分も必ずあるのです。画像は作る、そして作れると言う事です。場合によっては、ここに写った人や車や電線が要らないから、消してしまおうとソフトで消せてしまえるソフトさえあると言うのですから・・・。自分は必要最小限に編集するので、撮る場合もJPEG撮りでRAWでは一切撮りません。と言うかRAW現像すら良く分からないのです(笑)。RAWで撮った方が、後で色々と手を加えられるらしいのだが・・・。高画素機では容量も喰ってしまう上に、RAWでは更に重くなりパソコンの動きにも影響するだろうし。

 

 また別な角度からの話となりますが、トリミングはどうしても構図的に必要なものだと思うのです。それは高速で動く物を撮る場合など動き物を撮る場合には、そのスピードに付いて行くために構図を決める余裕すらないので、先ずは真ん中で被写体を捉え撮っておき、後で構図を考えてトリミングをする訳です。風景や一瞬一秒に左右されない被写体であれば、トリミングを必要としないで撮っている時に構図を決める余裕があり、撮って出し画像も撮れるには撮れるのだが・・・。そして、写真自体が良く見えるのは画像加工もそうなのだが、構図と言うものもとても大きく関わっている気がするのです。むしろこちらの方が大切かとも思えます。絵画でも写真でも生け花でも盆栽でも、その作品がすっと目に入って来て美しいなぁ、上手いなぁ綺麗だなぁと感動を与えてくれるのは、主人公なり花なり枝なり鳥なり人物なりの向きや主役の配置、つまり物を美しく印象付ける配置の割合、黄金分割比が重要となるのだと思います。一羽の鳥が飛んでいる場面、長方形の画面のどこに鳥を配置しましょうか? 花が咲いています、花を四角の画面の何処にどの向きで配置しましょうか?。その結果によってその絵や写真の評価に大きな差が生まれるのです。俗に言う「絵心があるとか無いとか」そんな言葉がありますが、絵心の無い人の作品は主役をセンター、真ん中に持ってくる「日の丸構図」で写真を撮ったり絵を描いたりします。それも決して間違ってはいないのですが、妙に感動に乏しく感じることが多い構図なのです。勿論「コレだ」の日の丸構図もあります。しかし多く動感や趣を出すには、矢張り主役の配置や向きなどを含めた構図の割合、分割比が重要となる訳です。仮に長方形の画面に一輪の椿の花を描きましょう。椿は左斜め上を向いて花開いています。さぁどうでしょう、どこに椿の花を配置しましょうか?。右下への配置で花の開く向きは左上を向けての配置が正解ですね。動き物でも左へ向かって動く物は右手に配置し左(進行方向)に空間を持たせる構図、これが美しく見える配置だったり、見る側にその後を期待させる構図の基本だと思います。ただソレを撮っている、ただソレを描いていると言った、いつも主役が真ん中の絵は感動に乏しいと言えます。初心者の頃は何の感動も無い写真ばかりだったのが、主役の配置を手の内に入れてからは、以前とは全く違った絵(写真)を撮られるようになった方もいるように、ひと工夫で一気に上達出来るものなのだと思います。配置如何によって躍動感や空気感や風や陽光や趣き、様々なドラマを見る側に提供してくれるのだと思っています。

 

 あれれ??・・・何でこんな話になったのだ?ノイズの話しから・・・そうそう、だから加工など無しにノイズに強いカメラを早く開発してくれよ~、と言った思いがあってこんな話になってしまった。とさ。

 

 さて、本題。本日はまたまたコミミズク画像ですが、夕方の強い光りと影の中のコミミズクの飛翔と、こちらに向かって飛ぶ平たいコミミズク画像のアップです。こうした平たい画像はピント取りが難しく、それはカメラ自体がこうした被写体をフォーカスするのが苦手だと言うことです。ま、自分にしてみればそんな事よりもノイズレスであることの方が遥かに重要ですが・・・それでは暇潰しにご覧下さい。

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 夕陽を背に撮っている中、撮っている側の土手の斜面が影となりつつある時の飛翔・・・。

 

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 もう少し下を飛ぶとコミミズクには光が当たらない・・・。

 

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 背景は陽が陰った土手の斜面・・・。

 

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 コミミズクには西日が当たる・・・。夕方の画像なのでここまで極端にアンダーに出来た画像。でなければノイズ塗れのボツ画像。

 

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 独り言の冒頭でも言っていたノイズだが、この画像は本来であればもう少し明るい画像なのだがノイズが余りにも酷く、ノイズ処理を施した上に明るさを敢えて落とし、ノイズを目立たなくさせた画像。

 

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 写真を本格的にやらない方ならば、きっとまだ背景が分かる明るさのノイズ塗れの画像をアップしているところだと思います。

 

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 ノイズを目立たなくした上に、夕陽を浴びた夕刻の飛翔と言った感じでアップ出来た画像なだけで、ボツにもなり得る画像をソフトで辛うじて救った画像なだけなのです。

 

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 なので、本来ならばここにアップ出来るような代物の画像では無いと言う事です。

 

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 一見夕刻飛翔の雰囲気はあるが、ノーマル画像ではアップも憚られる酷い画像。

 

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 ・・・と、まぁある程度写真をやっている方々の写真は、その殆どが画像の加工処理を行い、こうしたブログへアップしていると言う事です。どこまで手を加えるかを許すのは自分次第。自分であればこれは「撮った写真」、これは「作った写真」と言う事も分かっているのだから・・・。

 

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 以上はノイズ処理&明るさをアンダーにした平たい飛翔でした・・・。

 

 

 

 そしてこちらは・・・まだ土手の斜面が暗くなりつつはあったが、明るさを失っていない時の平たい飛翔・・・。

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 これでノイズ処理をした画像・・・背景の土手の距離が遠くないと、このように背景がごちゃ付いた絵となってしまう。これでもノイズ処理しているのだが・・・どうしようもない背景です。

 

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 と言うより、ソニーの600mmF4レンズは性能自体の数値は良いのだが、時として背景のボケが異常に汚く見える事がある。それは多分背景との距離と背景の明るさと棒状のものの有る無し等で変わる気もする。

 

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 レンズも軽量化を図り手持ちで構える際に、より一層軽量感を持たせるために前玉以外の多くのレンズを、鏡胴の中央よりも後部に配置した事により、汚いボケ味を生んでしまったと言われる方もいる。真偽の程は分からないが・・・。

 

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 これらの画像もどちらかと言ったらボツ画像にしても良さそうな写真だ・・・背景が綺麗ならまだ良いのだが・・・。

 

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 背景がもっと遠いとボケ味は数段美しくなるのだが・・・。それよりもカメラは何と言ってもノイズが少ない事に越したことは無い。これは自分の今のミラーレス高画素機カメラへ対する唯一の要望でもある。ソニーはノイズの少ない裏面照射型CMOSセンサーの開発に成功したと聞く。先ずはスマホに搭載され、後にはミラーレスカメラへ搭載されれば、自分の期待するカメラも誕生してくれるだろう。自分が動き回れるうちに商品化して下さいね、ソニーさん。

 

 今日は長い長い独り言ブログにお付き合い下さり、ありがとうございました。写真に興味の無い方には何が何やら退屈なお時間となってしまった事でしょう。お詫び申し上げます。余りに長いコメントでしたので、誤字脱字理解不能な言い回しがあったかも知れませんのでご容赦を。本日はこれまで。

 

 

                 祖新 六四

               (そにぃ むつし)