オオタカの生きる為の糧となるカモを狩る瞬間が撮りたくて、懲りも無くまた某沼へ出掛ける。平均8時間程自然の中に身を置き、カモやコハクチョウ、時にはハヤブサやハイタカにノスリなどの猛禽類や、小鳥なども見ながらオオタカの出番を待つ。
しかしオオタカが水面をかすめて飛来し狩りをする瞬間は中々撮ることが出来ない。水面に現れホバリングをしてくれたらそれだけで上出来。そうした姿は一日撮影して良くて数回、悪くて日に一度も無い事も多々ある・・・。狩る瞬間は1シーズン1回撮れれば良い、とそれ程その瞬間に遭遇する事は希なのだ。
でも今日も夢を見て勇んで出掛ける・・・同好の士達との語らいに情報交換、そんな事も撮る事以上の喜びでもある・・・。野鳥撮影は過酷な一人きりの撮影の時もあるが、今日も明日も何処かで暇人達の集いが始まるのだ(笑)。
ソニーα1+FE600㎜GM+1.4テレコンの840㎜撮り&トリミング
時折水面をかすめてオオタカの若は現れるが狩りは行わなかった・・・。
曇り空では色が悪い・・・
一瞬ホバリングかと思われたが飛び去る・・・。
カメラマンの方に目を遣る若様・・・。
あっと言う間に飛び去る・・・オオタカを素早く目視しファインダーに入れないと撮る事は出来ない・・・。
そして止まる枝に向かうオオタカの若様・・・
本日アップした画像は実際より大きく枚数を間引いています。23枚のコマ数のアップだったので、撮影時間はトータル1秒にも満たない瞬間です。
こうして1日撮影していても、実際にシャッターを押している時間なんて、30秒にさえも満たない時間。その時間の為に一日中寒空の下に身を置いて撮っているのだ。本気がなければ出来ない事。趣味だから本気で・・・と言う事だ。
今日は朝から雨なので休養日。昨日電話で確認したところ、日本海側のとある池にはオジロワシが入ったとの情報だが、まだ毎日姿を見せる状況では無いようだ。あくまで目撃したと言った程度の情報。ヒシクイは定着しており、ハクガンの飛来は未だ確認されていないと聞く。今月中に一度行ってみたいものだが、第一の目的の野鳥が定着しなければ行く価値は無いしなぁ・・・埼玉県からでは長旅ともなる。また情報を確認してみよう。本日はこれまで。
祖新 六四
(そにぃ むつし)