オオワシとの一年振りの再会ならず・・・沼のコハクチョウ(数日前撮り)。

 北の大地から毎年やって来るオオワシ。絶対に撮れると確信し行くもその姿は見られなかった。今度はスタッドレスに履き替えて再度トライだ。

 本日はオオタカ撮りの沼に毎年やって来るコハクチョウです。オオタカを待つ間に撮ったコハクチョウを暇潰しにご覧下さい・・・。

 

使用機材 カメラ:ソニーα1

       レンズ:ソニーFE600mm F4 GM&1.4テレコン

       三脚 :ザハトラーflowtech75

       雲台 :ザハトラーaktiv8

       照準器:SONIDORI

 

 オオワシを撮りに行った湖畔で・・・。

 湖上を行く観光船・・・。
 

 いつもの沼のコハクチョウ・・・。

 コハクチョウは遥か4000キロの旅をして日本へ越冬にやって来る。

 右手前は成鳥、左後方が幼鳥・・・。

 コハクチョウの棲むシベリアの大地は、9月頃になると氷に閉ざされ始め餌を得られなくなるため、遥々日本に越冬しにやって来る。

 オナガガモ君、君も北からやって来たのかい?と目線を送っているのかな?・・・。

この幼鳥は全体がグレーで綺麗な個体だ・・・。

 コハクチョウはオホーツクからサハリン、そしてカムチャッカ半島から千島列島を経ての2ルートで渡って来るようだ。シベリアの大地を旅立ったコハクチョウは日本まで2週間程を掛けて渡って来る。

 北海道に渡って来て湖沼や河川で休んだコハクチョウは、次は本州に渡り東北の湖沼や河川、そして更に南下する群れはそれぞれの越冬地に行き越冬する。

 日本にもそこそこ高い山はあるが、コハクチョウは3000m級の山脈も超えられる飛翔能力を備えているので、最短ルートで渡って来られるだろう。

 

 助走をして飛ぶ幼鳥・・・。

 驚くのは、6・7月に生まれた当歳生まれのこの幼鳥も、親達と一緒に日本に越冬しに来ているのだ。

  

 そして3月頃になるとシベリアの大地を目指し北帰行をする。

  日本で無事に過ごしそしてまた無事故郷に帰れるようにと、越冬しにやって来た全ての渡り鳥達に言葉を掛けてあげたい・・・。

 

 

 オナガガモ・・・。

 キンクロハジロ・・・。

 夕陽に赤く染まる水面で静かに休むオナガガモ・・・。

 杭の上に止まるアオサギ・・・。

 さて、本日は成果無しに終わった野鳥撮影。週末はゆっくり休んで、また野鳥撮り再開だ。本日はこれまで。

 

                  祖新 六四

                (そにぃ むつし)