先ずは、昨日購入先の四国から配送されて来た大型の尾張焼き植木鉢。ご覧の通り立派な風格の鉢。実物の姫柿盆栽にはバッチリお似合いだ。・・・しかし・・・画像2枚目へ。
ただこの植木鉢はご覧の様に大きく破損した訳アリ品。祖新六四はこれを直し使える植木鉢に変身させようと目論み作業に取り掛かった。物を見て以来この構想で購入した訳だ。
修復に使用した物はエポキシパテ(粘土状のA剤とB材をこねて使用)と、あたかも金継ぎ直しをしたかのような仕上がりになる金色の油性マジックのみ。これだけでお手軽に金継ぎ直しをしたかのような一品に仕上げられる。本当の金を使った事にしておきましょう・・・笑。
どうでしょう?この出来栄え。形成して30分程度で完成出来てしまうお手軽さ。この植木鉢は間口も30センチ以上はある尾張の大型の鉢で、完品のこの鉢を買ったとしたら1、2万では買えない物でしょう。それを大きく破損しているのを承知で数千円で購入。ご覧の様に大きく金継ぎ直しをしたかのような、実用出来る立派な逸品に仕上げた。もしこれを本当の金継ぎ直しをしたらどうなるでしょう?金相場も高い今日、半端な額では出来ませんが、「必殺祖新六四の金継ぎ擬き直し」これで修復すれば1000円と掛かりません。わっはっは~!!。これはもう我ながら天晴、余は満足じゃ。
そして先日ラベンダーを撮って向かった先、桶川市で撮った紅花をご覧下さい・・・。
ライカCL+VARIO ELMAR-TL18-56mm/TL55-135mm・ソニーα1+FE200-600㎜G
上と下の画像は写した場所と焦点距離、露出等違いますが、上画像はソニー機で下画像はライカで撮ったもの。ライカの発色の大人しさが分かる。
桶川臙脂(紅花)・・・
江戸時代、桶川は紅花をはじめとする農作物の集散地であると共に宿場町としても栄え、幕末の頃には紅花は山形の最上紅花に次いで全国で二番目の生産量を誇ったと言う事です。
その当時はこの地のいたる所に紅花畑が見られたそうだ。花の生産は天明・寛政年間に江戸の商人が紅花の種をもたらしたことから始まり、桶川臙脂の名で全国に知れ渡る程になったと言う事だ。
黄色い花に紅色になりかけの花、そして紅色に染まった花が一面に咲いていた・・・。
本場山形の最上地方では7月が収穫時期だが、ここ桶川の地は最上地方より温暖であるため一ヶ月早い6月に収穫出来た。そうした事から早場物とも呼ばれ、紅花商人に歓迎されたらしい。
世情が安定した江戸後期には江戸や大阪だけでなく地方の町も発展し、町人を中心とした消費生活も高まりつつ桶川臙脂の生産も急速に伸びて行ったそうだ。
今では桶川の町興しのひとつとして、この時期紅花祭りも開催されている。紅花祭りは先週終わったようだが、この紅花畑は今が見頃の様だった。
紅花を撮りに行ったのは何年振りだっただろう。そう言えば今月最終週から7月に掛けては伊吹山の天気は梅雨の晴れ間が続きまずまずのようだ。でも遠いしなぁ~、それに暑いだろうしなぁ~。と言う事で伊吹山だけに行きたいのは「山々」だけれど・・・お後がよろしいようで~。本日はこれまで。
祖新 六四
(そにぃ むつし)