今日の野鳥&もう一つの趣味「姫柿」で遊ぶ。

 今日も某沼のオオタカ撮りへ・・・しかし木に止まるオオタカの姿は見えたが、狩りをする姿は撮れなかった。先ずは某沼で見た今日の野鳥を数羽アップ。

 

 ソニーα1+FE600㎜GM+1.4テレコン+クロップの1260㎜撮り。姫柿はFE24‐70㎜GM撮り。

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 オオタカを待っているとカモが突然騒いだ。ハイタカが小鳥を急襲しやって来た。残念ながらハイタカの狩りは失敗したが、撮っている自分はこの一枚をゲットした。

近かったので1260㎜ではファインダーでは捉えきれないので、必殺照準器撮りで数コマ撮れた。

 

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 モズもちょくちょく現れてはバッタなどを捕っていた・・・。

 

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 静かな水面にダイサギが美しかった・・・。

 

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 今日も現れたコウノトリ・・・。

 

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 コハクチョウの幼鳥飛翔・・・

 

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 コハクチョウの成鳥飛翔・・・。

 

 

 

 

 そして昨日はもう一つの趣味で楽しんでいる、姫柿の盆栽。

その盆栽を使い、懐かし光景を演出し遊んでみた。

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 木で作られた古民家と姫柿品種「春秋姫」を撮り合わせて飾ってみた。

 

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 杖を持ち笠を被る旅する老人は、手作りの粘土細工。杖は爪楊枝でっ作った。

 

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 姫柿品種「紫雲」と古民家・・・。早くも神に捧げる儀式の「木守り」として、一個の柿の実を残した。こんな細幹の紫雲だが、かれこれ10年は育てている。このような文人作りが盆栽では一番難しい・・・。右に伸びる枝は剪定して落としても良いかなぁ・・・。

 

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 水車小屋と旅する老人・・・春秋姫と。

 

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 水車小屋と旅する老人・・・紫雲と。

 姫柿を添景と楽しむ・・・自画自賛の世界を演出。

 

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 毎日我が家に遊びに来る(餌をねだりに)ご近所の猫、かまってちゃんのタマ。本名はハル。毛をブラッシングされるのが大好きな「かまってちゃん」。ポンと膝を叩けば膝に乗って来る程なついている。お前の家はココではないのだぞ~。

 写っている姫柿は、先生園で株分けされてから30年越の、我が家で一番の大きな姫柿。品種「長寿鳳」

 

 

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 姫柿品種「雅」・・・選定作業をしよう。鉢が少し大き過ぎるがこれで今後も作り込もう。

 

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 春秋姫・・・細幹だが毎年良く実を付ける。この鉢も春秋姫には大き過ぎるが、これで作り込んで行こう。常滑の鉢作家の鉢。やや細実の単偽結果(受粉しないで出来た春の実)の実と、夏から秋にかけて花が咲き単偽結果で出来た極小の青い実が生り、2種類の実が生っている。本来であれば春に受粉して出来たやや大実の実がもう一種類生り、三種類の実が一本の樹に生る珍樹。

 

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 日の丸の実・・・。ホント日の丸の様だ。

 

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 姫柿品種「暁天目」・・・タンニン成分の黒い油滴斑が実に出て、樹勢が旺盛であればより多くの油滴斑で黒く覆われる実となることもある。

 

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 春秋姫の親木から株分けした苗木・・・晩夏に花を咲かせ1センチ程の小さき実を付けた。やや色付きを見せている。尾張の水盤に鉢穴を開けて鉢に改造したお気に入りの鉢。草物を植え込んでも映える鉢だ。

 

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 春秋姫の晩夏に付いた実・・・約1センチしかない小さな実だ。

 

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 これは一番お気に入りの姫柿品種「萬寿」から株分けした苗木。1個の実が付いた。

このような苗木が数本あるが、生涯掛けて育て立派な一樹を作ろうと思っている。

 現代物であろうとは思うが、瑠璃釉の尾張鉢が萬寿の赤実にはお似合いだ。

 

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 侘び寂びに通じる枯淡な味わいが鉢中に見られる姫柿。盆栽と言う窮屈な型に嵌めず、自画自賛の自分流で育て楽しむ。

 盆栽とは・・・もう随分と前にこんな話をテレビで見た事があります。日本最大の国風盆栽展の会場での話し。展示されているブナだったかカエデだったか何か雑木類の盆栽の前で、長い時間その盆栽を見つめていた老人がいたそうです。国風盆栽展のスタッフの一人だった方が、どうしたのかな?と心配して声を掛けたそうです。振り向いた老人の目には涙が溢れていたそうです。スタッフの声に老人は「私の故郷は信州です、今この盆栽を見て故郷信州を思い出していました。」と答えたそうです。老人には鉢中に見る一本の樹が、故郷を思い起こさせ沢山の思い出をも思い出させてくれたのでしょう。このスタッフの方は、これこそが盆栽であり、スタッフとして国風盆栽展に携われた事に喜びを覚えたと言っていた。鉢中に景色を見る・・・そして様々な事を思う。これが盆栽の心なのかも知れない。

 

 な~んて、色々と述べてしまったが、愛情を持って手を掛けてあげれば掛けただけ、植物達もより美しく元気に育ってくれると言うこと。生き物達だってそうですね。人間だってそう、愛が必要なように・・・。

 

 さて、明日は起きられたらまた野鳥撮りに出掛けようかな?。本日はこれまで。

 

 

                  祖新 六四

                (そにぃ むつし)