鳥撮りは休日。打刀二振り目の拵えが出来上がった。

 猛禽撮りは今度の休日の来週明けまでお預け。そんな中刀剣店から作成依頼をしていた拵えが出来たとの連絡があり、夜勤明けの今日取りに行って来た。

 

f:id:tenmokusan555:20200401144535j:plain

 ガラクラお宝部屋に飾ってある日本刀。後ろ側上段の黒っぽく写ってしまっている刀だ。画像左側にある文字入り(和歌入りの金継ぎ直しのある)の茶碗は祖新六四の最有力お宝と入れ込んでいる茶碗。楽茶碗や備前や三百年前だ何だと言われる名の通った焼き物ではないが、この初代作はおそらく日本に現存するのはコレだけ?かも知れない・・・。中島誠之助に見てもらいたいのだが、連絡先が分からないし困っている。鑑定料5万円(相場)でも払ってでも見て頂きたいお宝なのだ。どなたかこの記事を見た方で、中島先生の連絡先が分かる方がおられましたら、コメントを下さいますようお願い致します。昔これが焼かれた現地のお役所にも確認を取ってあり、江戸後期の初代の現存する作品は、窯のあった現地にも残っていないとの事は、私自身が直に確認を取っている。現地には明治期の物が2点ほど展示されているのみと聞く。さてそうしたお茶碗、鑑定は如何程に??。期待は膨らむ・・・ひょっとして日本にたった一つのお宝かも知れないのだから・・・。

 

 話が逸れてしまいましたね・・・閑話休題


f:id:tenmokusan555:20200401144722j:plain

 刀剣の世界では大したことは無い刀だが、これで大刀二振り、脇差し一振りのコレクションとなった。薩摩刀お決まりの二つ穴の開いた江戸時代の薩摩鍔を付けた。一番右側の刀。


f:id:tenmokusan555:20200401144701j:plain

 上が新たな拵えに納まった刀の波紋。平安の頃から江戸末期まで連綿と続いた刀工一派の最後の刀工六十三代の「正国六十三代孫波平住大和守平朝臣行安」作の一振り。中直刃で派手さはないが、身幅もあり流石に薩摩刀と言った感じだ。


f:id:tenmokusan555:20200401144616j:plain

 茶系の鞘にラメを散りばめたような塗りとして、薩摩鍔に柄のサメ皮は黒く塗り、目貫の装飾は省略し薩摩下級武士仕様に作った。茶系の鞘色に合わせて柄巻き&下緒は緑系とした。


f:id:tenmokusan555:20200401144645j:plain

 こんな感じに仕上がった行安・・・これを抜き刀身を眺め精神を統一し、野鳥撮影の一瞬の反射神経を養う・・・なぁ~んちゃって。

 

 

 さて、今度の休日は雨さえ降らなければクマタカポイントの偵察に、かの林道にでも出掛けてみるか・・・本日はこれまで。

 

                  祖新 六四

                (そにぃ むつし)